「ニューヨークダウとナスダック総合指数、4日連続で逆方向に進む」
「7月米消費者物価指数、前月比で上昇率鈍化」
「新車価格が上昇」
「キャタピラー、2日連続で上昇率トップ(NY採用銘柄)」
11日の米国株はニューヨークダウが上昇する一方で、ナスダック総合指数は小幅安となりました。ニューヨークダウの上昇率は0.62%、ナスダック総合指数の下落率は0.16%でした。ニューヨークダウとナスダック総合指数の「前日比騰落率」が違う方向に向かうのは、これで4日連続となります。
「同じ国の代表的な主要株価指数が4日連続で逆の方向に向かう」ことは、とても珍しいことでしょう。日経平均とTOPIXが4日連続して逆の方向に向かったら、きっと、それは大きな話題となります。米国株において、ロングショート取引を行う投資家が増えているのかもしれません。歴史的に高い株価水準にあるので、買いと売りを組み合わせて、リスクを低くするという考え方です。もちろん、米国株式市場の参加者は大量にいるので、色々な投資家が色々な努力をして株式市場で利益を追求しています。
11日には、米国で7月の消費者物価指数が発表されました。以下に示します。(単位 %)
前年同月比 前月比
総合 +5.4 +0.5
コア(除くエネルギー・食品) +4.3 +0.3
前年同月比では高い伸びが続いています。しかし、「前月比」のデータは、6月が総合で+0.9%、コアでも+0.9%だったので、7月の数字は「前月比では物価の上昇が落ち着いてきた」と捉えられました。
米国10年債利回りは、1.30~1.37%の動きでした。前の日が1.35%前後ですから、上昇し過ぎでもなく、低下し過ぎでもないレンジで推移しました。
項目別の物価指数も見てみましょう。
前年同月比 前月比
ガソリン +41.8 +2.4
食料 +3.4 +0.7
アパレル +4.2 +0.0
新車 +6.4 +1.7
中古車 +41.7 +0.2
住居関連 +2.8 +0.4
航空運賃 +19.0 -0.1
中古車価格は前年同月比で41.8%も上昇していますが、前月比の上昇率は0.2%にとどまっています。上昇が一服したとの見方も可能です。一方で、新車の価格は、前月比で1.7%も上昇しています。中古車が高いので、新車に対する会の需要が高まっています。在庫不足の影響から新車の価格上昇ピッチの方は高まっていることがわかります。
また、アパレルの価格が前月比で横ばいにとどまったほか、航空運賃は前月比ではマイナスとなりました。ワクチン接種比率の上昇を受けて、外出する人の需要が、7月は6月比でさほど盛り上がらなかった可能性があります。7月の米国の消費動向を考える上で、注意すべき要素になります。
ニューヨークダウ採用銘柄で、上昇率トップの銘柄は、2日続けてキャタピラーとなりました。同社は世界的な建設機械メーカーです。米国におけるインフラ投資計画の推進が株式市場の大きなテーマとして意識されていることがわかります。











