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「7月雇用統計、2カ月連続で非農業雇用者90万人以上の増加」

「長期金利上昇」

「テーパリングの時期、早まる可能性も」

「中国の7月物価指数、生産者物価の上昇が続く」

 

 

 

先週の金曜日、今週の月曜日の米国株の動きは以下の通りです。

 

      ニューヨークダウ         ナスダック総合指数

6日  35208ドル(+144ドル)   14835P(-59P)

9日  35101ドル(-106ドル)   14860P(+24P)

 

 

先週6日金曜日に7月の雇用統計が発表されました。雇用統計は強い数字になりました。米国長期金利が上昇しました。金曜日の米国10年債利回りは、0.07%Pほど上昇して、1.29%となりました。そして昨日月曜日には、さらに0.03%Pほど上昇して1.32%台となりました。先週の水曜日は1.13%割れがありましたから、1週間足らずの期間において、約0.2%Pの上昇幅となりました。

 

 

7月の非農業雇用者の増加数は94万3000人となりました。6月も93万8000人(従来発表85万人)に改定されました。

 

 

94万3000人のうち、民間雇用者の増加数は70万3000人です。そのうち民間サービス業者は65万9000人です。さらにそのうちのレジャー・観光産業は38万人と、過半を占めます。

 

 

コロナウイルスの影響が現れる前の、昨年2月との比較を見てみましょう。非農業雇用者は1億4682万人で、昨年2月と比べて、まだ570万人少ない水準です。レジャー・観光業は1517万人で、173万人減少しています。

 

 

家計調査における雇用者は、1億5264万人と前月比で104万人増加しました。労働参加者は、1億6134万人で、前月比で26万人増加しました。労働参加者の増加数が26万人、雇用者が104万人ですので、失業者は差し引き78万人減少しました。参加者を大きく上回る雇用者の増加によって、失業率は5.39%と、前月の5.88%に対して約0.5%P低下しました。

 

 

労働参加者の絶対数は1億6134万人で、昨年2月と比べて310万人減少しています。

 

 

前記しましたが、昨年2月時点と比べて、非農業雇用者が570万人、労働参加者が310万人足りないのが7月の状況です。6月、7月と連続して、非農業雇用者は1カ月当たり90万人規模で増加しています。8月~12月の5カ月間の各月とも、6月・7月と同様に90万人規模で増加すれば、今年末の非農業雇用者数は、コロナ前まであと120万人という計算になります。

 

 

11月2-3日に開催されるFOMCでは、メンバーの金利・経済見通しは発表されないので、テーパリングが実施されるとしても、メンバーの見通しが公表される12月14日-15日になると考えられます。しかし、90万人規模の雇用者増加が8月、9月、10月と続く見通しとなるならば、11月の会合におけるテーパリング開始を予想する動きが活発になることも考えられます。

 

 

今回の雇用統計の結果は、テーパリングの時期について、やや前倒しさせる可能性を市場に意識させたと考えています。

 

 

中国では9日、7月の消費者物価指数、生産者物価指数が発表されました。消費者物価指数は前年同月比+1.0%、前月比+0.3%となりました。生産者物価指数は前年同月比+9.0%、前月比+0.5%となりました。

 

 

消費者物価指数では、豚肉(中国語では猪肉)の価格が前年同期比で43%下落、前月比でも1.9%下落しています。一方で、交通関連の燃料費が前年同月比+24.7%、前月比+3.4%、観光費が前年同月比+7.8%、前月比でも+7.3%の高い伸びとなっています。コト消費に関する物価上昇が見られています。

 

 

生産者物価指数では、石炭、石油、鉄鋼の加工関連産業の価格が前年同月比でそろって50%前後の高い伸びが続いています。一方で、自動車製造関連は前年同月比で0.5%下落しました。自動車製造関連生産者物価指数は、3カ月連続の前年割れです。原材料価格が上昇する一方で、加工組み立て産業の一角では、販売価格への転嫁が進んでいないことがわかります。





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