「29日の米国株は小幅高」
「アマゾンの株価、時間外で急落」
「ファナック、村田製作所が増額修正を発表」
「本日はデンソー、アイシン等、取引時間中に決算発表」
29日の米国株は小幅高となりました。ニューヨークダウの上昇率は0.4%、ナスダック総合指数は0.1%でした。
アマゾンの株価が時間外取引で急落しています。アマゾンは米国時間29日、4-6月期の決算を発表しました。売上高は1130億ドル(前年同期比+27%)、税引き利益は77億ドル(同+48%)となりました。
前年同期との比較では大幅増収増益です。しかし、1-3月期の売上高は1085億ドル、税引き利益81億ドルでしたので、直前の四半期と比べると、利益が減少しました。7-9月期の売上高は1060ー1120億ドルと、4-6月期と比べて減少する見通しを発表しています。伸び悩みの決算内容を受けて、株価は、日本時間の朝6時50分、7%を超える下落率となっています。
29日に発表された日本企業の決算発表から、注目される内容をお伝えいたします。
村田製作所が29日発表した4-6月期の営業利益は、1051億円と前年同期との比較で約2倍となりました。1-3月期の733億円に対しても43%の増益です。自動車、スマホ、PC関連向けの需要増加を受けて、高いレベルの利益を実現しました。6月末の受注残高は4907億円で、過去最高を記録しました。
村田製作所では、今2022年3月期の営業利益の見通しについて、従来の3200億円を3650億円に上方修正しました。1株利益は423円の見通しです。
村田製作所の上半期の営業利益は2040億円、下半期は1610億円の見通しです。上半期が470億円増額修正されて、通期は450億円の増額修正ですから、下半期は20億円ほど引き下げられました。足元の強い需要動向が上半期の利益の大幅上方修正をもたらし、下半期はやや慎重な見地で業績が予想されています。部品不足に備えて、取引先の発注が上半期に急増し、下期はやや落ち着く動きが想定されます。
また、ファナックも今2022年3月期の業績見通しを上方修正しました。今通期の営業利益は従来の1484億円に対して1944億円に上方修正されました。通期の上方修正の幅は460億円です。従来の見通しに対して、上半期で142億円、下半期では、318億円上方修正されています。ファナックの場合は、下期の上方修正幅が上期よりも大きくなっています。
ファナックの四半期ごとの受注推移を見てみましょう。(単位億円)
2020年 2021年
4-6 7-9 10-12 1-3月 4-6月
1073 1255 1740 2071 2245
順調に伸びています。ただ、直前の四半期と比べた増加率は、昨年10-12月期が38%、今年1-3月期が19%だったのに対して、今回発表された4-6月期は8.4%と、2桁には届きませんでした。高い伸びが続いていた中国向けの受注は、4-6月期734億円となり、1-3月期比で1.5%の増加にとどまりました。代わって、欧州向けの受注が367億円(1-3月期比+27.5%)と、高い伸びになっています。全体をけん引してきた中国向けの伸びが一服する一方で、欧州向けの回復に拍車が掛かってきました。
本日は、取引時間中に、デンソー、アイシンなど、トヨタ系の有力自動車部品メーカーが相次いで決算を発表します。三菱自動車、日産に続いて、トヨタ系自動車部品メーカーに上方修正の動きが広がるか、注目されます。











