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「米国市場休場、日経平均先物28640円」

「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」

「太陽光発電⇔洋上風力発電」

 

 

5日の米国株式市場は休場でした。大阪証券取引所における日経平均先物の夜間取引を見ると、6日朝5時30分に28640円で引けています。昨日の日経平均の終値は28598円でしたので、40円ほど上の水準です。

 

 

世界的に「カーボンニュートラル」をテーマとした資金運用が活発に行われています。株式市場では、「電気自動車」、「次世代電池」、「水素開発」、「再生可能エネルギー」、「脱プラスチック」といった言葉を耳にする機会が増えています。

 

 

先週、三井住友DSアセットマネジメントの主催するセミナーに出席しました。「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」という言葉についてのお話がとても印象に残りました。去年までは、googleで「GX」と検索しても、グリーン・トランスフォーメーションという言葉は出てこなかったそうです。これから「GX」という言葉は、耳にする機会が増えそうですので、覚えておきたいと思います。

 

 

Xの付いた言葉といえば、「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)が有名です。GXとは、そのDXをグリーン化(カーボンニュートラル)に生かす構図となります。

 

 

政府や企業が本気になって、カーボンニュートラルに取り組む。そこにテクノロジーを通じたイノベーションが加わり、脱炭素の動きが加速する。再生エネルギーを活用する世界が一気に広がっていくとの構図です。

 

 

「X(トランスフォーメーション)」には、「物事を根本的に作り変える」、「基本的なやり方を変える」、「根本的に買えることで良い方向に向かわせる」という意味があります。

 

 

社会全体がカーボンニュートラルに進みだし、カーボンニュートラルを実現するために、様々な方式が変わると、今までの市場で主流だった企業や製品がガラリと変わる。それが、トランスフォーメーションです。変革は新しい仕事を生み出します。新しい仕事を取り込む企業の価値が向上します。株式投資を行う上で、その変化を見逃すわけにはいきません。

 

 

株式市場のテーマとしては「再生可能エネルギー市場の拡大」があります。再生可能エネルギーと言えば、太陽光発電が、認識の進んだ分野です。

 

 

しかし、最近、ある市場関係者から、こんな声を聴きました。「太陽光発電の市場が拡大すると、中国に恩恵が集まってしまう。従って、先進国では、再生可能エネルギー市場の拡大をもたらす原動力としては、太陽光発電市場よりも、洋上風力発電市場の拡大を重視する姿勢にある」という話です。

 

 

そんな話を聞いた折、4日付の日本経済新聞には「ウイグル問題、太陽光発電に影」との興味深い記事が掲載されていました。以下がその記事のポイントです。

 

 

◎       太陽光パネルの主要原材料であるシリコンの世界生産の約4割を新疆地区が占める。

◎       バイデン政権が中国製パネルを貿易制裁の対象製品に指定するか、検討している。

◎       供給混乱を懸念したウエハーやパネルのメーカーが一斉にシリコンの在庫積み増しに動いた。

◎       多結晶ウエハー向けシリコン価格は昨年6月に対して、足元では5倍近くに急騰した。

 

 

この記事の内容は、先の市場関係者のコメントと重なってくる面があるように思えます。太陽光パネルにおいては、原材料の調達も含めて、世界的に中国の力が極めて強い。そのため、世界で太陽光パネルの市場拡大を加速させると、中国企業が益々発展する。それは、先進国にとって好ましくない面がある。だから、今回の再生エネルギー市場の拡大場面においては、洋上風力発電市場に重きを置く、という思惑です。
 

 

「カーボンニュートラル」という目標を達成するためのやり方には、様々な政治的思惑が発生するのでしょう。






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