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「先週末のニューヨークダウは237ドル高」

「決算発表翌日のナイキが15%高」

「米国企業の決算期待高まるか」

「PCEコア価格指数は3.4%上昇」

 

 

 

 

先週末25日のニューヨークダウは、237ドル上昇しました。24日に決算を発表した、スポーツ用品メーカーのナイキが大幅高、前日比20.75ドル高の154.35ドルとなりました。個別銘柄が1ドル上昇すると、今はニューヨークダウに約6.58ドルの上昇効果があります。つまり、ナイキの20.75ドル高は、ニューヨークダウに対して、1銘柄で136ドル強(20.75ドル×6.58)の上昇要因になりました。

 

 

一方で、ナスダック総合指数は0.06%の小幅安となりました。

 

 

先週末のこのコーナーで書きましたが、ナイキの決算が好感されました。ナイキの3-5月期の売上高は123億ドルと前年同期に対して96%の増加、コロナ前の2019年3-5月期との比較でも21%増加しています。

 

 

北米の売上高が好調です。北米地域の売上高は前年同期比2.4倍増の53億ドル、2019年との比較でも、29%伸びています。

 

 

決算発表翌日のナイキの株価が1日で15.5%も上昇しました。こうなると、決算発表を前にして、だんだん決算に対する期待が生じてくる可能性があります。

 

 

25日には、同じくニューヨークダウ採用銘柄のユナイテッド・ヘルス(UNH)が1.5%上昇しています。ユナイテッド・ヘルス・グループは、25日に「7月15日に第2四半期の決算を発表する」と発表しました。単に、決算発表の日時を発表しただけなので、好材料でも悪材料でもないのですが、株価はけっこう上昇しています。

 

 

金融政策への不透明感から、FOMC後には、一時的な混乱を見せた米国株式市場ですが、今週以降、決算内容に対する期待をどの程度、反映させていくか、注目されます。ナイキの大幅高はその期待を高める効果があります。

 

 

25日には、米国商務省から「5月の個人消費支出・価格指数」が発表されました。この「PCE(personal consumption expenditures)価格指数」は、FRBが物価状況を判断するうえで最も重視しているという指数です。

 

 

5月のPCE価格指数は、総合で前年同月比+3.9%、コア指数(食品とエネルギーを除く)で+3.4%となりました。

 

 

月別の前年同月比の伸び率の推移を見てみましょう。(単位、%)

 

 

      1月      2月    3月    4月     5月

総合指数 1.4  1.6  2.4  3.6  3.9

コア指数 1.4  1.4  1.9  3.1  3.4

 

 

次に、「前月比」の推移です。

      1月     2月     3月     4月    5月

総合指数 0.3  0.3  0.6  0.6  0.4

コア指数 0.2  0.2  0.4  0.7  0.5

 

 

前年同月との比較では、上昇率に加速がついています。前月比でも高い伸びですが、4月と比べると、やや伸び率は低下しています。

 

 

FOMCのメンバーは、今年のPCE価格指数の伸びについて、総合指数で3.4%、コア指数で3.0%の伸びを、予想の中央値として公表しています。5月の伸びは、今年の見通しを上回っていますが、1月、2月の伸びが極めて低いので、今後、5月と同様な伸び率が続いても、年間では、FOMCメンバー予想の中心値に落ち着く計算になります。

 

 

なお、FOMCメンバーの2022年、2023年の予想の中央値は、それぞれ、総合指数で2.1%,2.2%、コア指数で2.1%、2.1%です。今年の3月から物価の上昇が目立っていますので、来年の3月からは、上昇率が低くなるはずですね。




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