「先週末米国株式市場では小型株が強い」
「今週のFOMCの注目点」
「"2023年中に利上げ"――多数派になるか?」
先週末11日の米国株は小幅高でした。S&P500種指数の上昇率は0.19%でした。一方で、小型株の値動きを示すラッセル2000の上昇率は1.06%でした。小型株が幅広く買われて、大型株の値動きは相対的に鈍かった市況でした。
11日に発表された6月のミシガン大学消費者信頼感指数速報値は良好な結果となりました。前月比で3.5P上昇の86.4でした。現状指数が90.6(前月比+1.2)、期待指数が83.8(+6.0)でした。特に期待指数の上昇幅が大きくなっています。
今週は米国時間16日にFOMCの結果が発表されます。4月-5月の雇用統計結果が物足りない内容になったので、量的金融緩和規模の縮小に対しては、時期尚早との見解が示されると予想されています。
FOMCメンバーの経済・雇用・金利見通しが発表されます。前回の3月時点の予想と比べて、どう変わっているのか、大きな注目点です。
3月時点で今年2021年末までに利上げを予想しているメンバーは、18人中ゼロでした。今回も変わらずにゼロだと考えられます。
2022年末までに利上げを想定しているメンバーは、3月時点で、18人中、4人いました。1回利上げが3人、2回利上げが1人です。メンバー全員の総意としては、「2022年末まで利上げなし」となるのでしょうが、18人の内、何人が利上げを予想しているのか、今年3月時点の4人よりも増えているのか、注目されます。
2023年末までに利上げを予想しているメンバーは、3月時点で、7人いました。7人は18人に対して4割弱に当たります。あと、2人が利上げを予想すると、全体の5割が23年末までに利上げを予想していることになります。「2023年末まで利上げはない」という従来の大きな方向性に変化が出ないのか、それとも2023年中には利上げは実施されるだろうとのメンバーが過半数を占めることになるのか、大きな注目点になります。
3月時点におけるメンバー予想の中央値を確認しておきましょう。(単位%)
2021年 2022年 2023年
GDP 6.5 3.3 2.2
失業率 4.5 3.9 3.5
PCEコアインフレ率 2.2 2.0 2.1
現時点におけるインフレ率の上昇が一時的な現象なのかどうか、PCEコアインフレ率の数字の変化があるかどうか、FOMCの考え方を確認することになります。











