「小型株が相対的に強い」
「米国長期金利、5月7日以来の低水準」
8日の米国株は小動きでした。ニューヨークダウは−0.09%、ナスダック総合指数は+0.31%と髙安まちまち。一方で、小型株の値動きを示す「ラッセル2000」は+1.06%と良好な動きです。ラッセル2000は前日7日も上昇率1.4%でした。
昨日の東京株式市場でも、小型株の動きが相対的に強くなりました。規模別のTOPIXの動きを以下に示します
TOPIXコア30 −0.20%
TOPIXラージ70 +0.30%
TOPIX100 +0.01%
TOPIX400 +0.09%
TOPIX500 +0.04%
TOPIX1000 +0.07%
TOPIX Small +0.61%
TOPIX Smallの上昇率の大きさが目立ちます。東証マザーズ指数の上昇率は2.27%でした。
主力株の値動きが鈍くなる中で、個別企業に対する物色意欲は強い状況です。小型株の一角が値を飛ばすことに伴って、小型株指数の動きが相対的に良くなっていると考えられます。
米国10年債利回りは、一時1.51%台まで低下しました。先月5月7日の雇用統計発表時に短期的に1.47%台まで低下して以来の低水準です。5月の消費者物価指数の発表を木曜日に控えて、10年債利回りが1か月ぶりの低水準です。
「消費者物価指数の発表を前に警戒感が強い」といった米国マーケットに関する解説が目立つ状況ですが、債券利回りを見ると、さほどインフレ動向を心配しているようには見えません。
8日には、ドイツの調査機関ZEWからアナリスト187人を対象とした6月の景況調査も発表されました。5月31日~6月7日の間に集計された、新鮮なソフトデータです。
「インフレ率」に対する回答が興味深いです。以下に示します。
米国のインフレ率
「上昇」 76.1%(前月比-6.1%P)
「同じ」 13.6%(同-1.0%P)
「低下」 10.3%(同+7.1%P)
上昇と見ている人は当然多数派ですが、その比率は前月の調査と比べると低下しています。「低下」と見る人の比率が増えています。
一方でドイツにおけるインフレ率については、以下の通りです。
上昇 84.9(+4.6)
同じ 10.8(-6.8)
低下 4.3(+2.2)
ドイツのデータは、米国以上のインフレ率上昇を示しています。しかし、ドイツの10年債金利は−0.23%で、マイナス金利が続いています。現状では、インフレ率の高まりは一時的、との見方の方が優勢とように見えます。











