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「昨日の東京市場はバリュー株上昇目立つ」

「24日の米国ではグロース株優位に」

「中期経営計画の発表が相次ぐ」

 

 

 

週明け24日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウの0.5%に対してナスダック総合指数は1.4%となりました。グロース株・IT株優位の展開です。ニューヨークダウ採用銘柄における上昇率ランキングでは、1位がマイクロソフト、2位がセールスフォースドットコムとなりました。

 

 

24日の海外市場では、原油価格上昇、債券利回り低下、ビットコイン上昇、銅価格上昇という内容でした。ブラジル株は1%を超える上昇率で、あと1%ほど上昇すると史上最高値です。新興国株式の中でも強い動きを取り戻すものが見られます。

 

 

24日の東京株式市場では、バリュー株の方が強い展開でした。日経平均は前日比マイナスでしたが、TOPIXはプラスでした。TOPIXバリューの上昇率は0.77%と、TOPIXグロースの0.09%を大きく上回りました。

 

 

業種別では、低PERの海運株の上昇率がひときわ大きくなったのが、24日の東京市場の特徴です。しかし、米国株式市場では、グロース株の動きの方が良くなりました。この米国市場の内容を見ると、25日の東京市場では、グロース株の方が相対的に強くなる可能性があります。

 

 

よく書いていますが、グロース株とバリュー株については、どちらか一方がどんどん上昇して、一方は全く上昇しないというような極端な見方は取らない方が無難でしょう。大きな世界景気回復の流れの中では、景気敏感株・バリュー株は買われるでしょうし、その景気回復に疑いの出る場面では金利が低下して、今度はグロース株が優位になる局面も現れます。

 

 

昨日の引け後の「東証HP掲載適時開示情報」を見ると、中期経営計画に関連する情報を発表する会社がたくさんありました。企業決算の発表はごく少ない時期ですが、昨日は、アドバンテスト(6857)、JFEコンテイナ(5907)、タキロンシーアイ(4205)、A&Aマテリアル(5391)、ユシロ化学(5013)、大同信号(6743)が中期経営計画に関する発表を行っています。

 

 

決算発表は一巡しました。コロナショックを契機に、企業の存在を考え直し、新しい時代において、今後、企業をどのように発展させるのか、株主総会を控えるこの時期に、投資家・株主向けにメッセージを発信する企業が増えています。企業の考え方、業界の動向に関する知識を得るために、こうした中期経営計画に関する情報には目を通しておきたいと考えています。

 

 

アドバンテストは新中期計画において、3年間の平均純利益を620億円~700億円という数値目標を発表しました。年間売上高成長率が7%前提なら620億円、8%なら700億円です。1株利益は320円から370円とのことです。「税率が正常化するため、税負担が高まって当期純利益の伸び率が低め」、「EPSについては、自社株取得による株主還元を一部織り込んでいる」等と説明されています。

 

 

アドバンテスト自体の現在の株価評価自体を再考するうえで、こうした情報が活用されるのは当然ですが、業界動向を認識して、関連業界の企業を見る上でも活用できると考えています。

 

 

本日は、鉄鋼大手のJFEHD(5411)が「JFEグループ環境経営ビジョン2050」の説明会を行います。中期計画の内容に、気候変動問題への取り組みを重要な要素として盛り込む企業が目立っています。ESGを重視した世界的な運用資金を取り込めるかどうか、企業の株価形成面には、極めて重要な要素です。




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