「ニューヨークダウ、約3週間ぶりに高値更新」
「ナスダック総合指数は4日続落」
ゴールデンウイーク明けの東京株式市場の取引が本日6日から始まります。この間の海外市場の動きを見てみましょう。東京市場が30日に引けた後ですから、4日分のデータにおける注目点を以下に記します。
NYダウ
4月30日 33874.85ドル(-185.51ドル)
5月3日 34113.23ドル(+238.38ドル)
5月4日 34133.03ドル(+19.80ドル)
5月5日 34230.34ドル(+97.31ドル)
ニューヨークダウは3日続伸して、4月16日の最高値を更新しています。景気敏感株が買われる展開です。キャタピラー(建機)やダウ(化学)などが最高値です。金利は上昇していませんが、ゴールドマンサックスなどの金融株も強い動きを見せました。この動きを見ると、6日の東京市場では、景気敏感株、素材株の動きが強くなる可能性があります。
一方で、ナスダック総合指数は4日続落です。
ナスダック総合指数
4月30日 13962.68P(-119.87P)
5月3日 13895.12P(-67.56P)
5月4日 13633.50P(-261.62P)
5月5日 13582.42P(-51.08P)
イエレン財務長官が金利上昇に関する発言をした4日、特にナスダック総合指数の下落幅は大きくなりました。アマゾンは30日に史上最高値を付けた後、下げが続いています。
ナスダック総合指数の弱い動きを受けて、東京市場ではグロース株に対する売りが先行する可能性があります。先述したニューヨークダウの強い動きに照らしても、6日の東京市場については、バリュー株優位の展開が予想されます。
ドイツDAX指数
4月30日 15135.91P(-18.29P)
5月3日 15236.47P(+100.56P)
5月4日 14856.48P(-379.99P)
5月5日 15170.78P(+314.30P)
ドイツ株は4日に下げて、5日は戻しました。下落場面においては、買いが入るパターンです。
香港ハンセン指数
4月30日 28724.88P(-578.38P)
5月3日 28357.54P(-367.34P)
5月4日 28557.14P(+199.60P)
5月5日 28417.98P(-139.16P)
香港市場は、弱いですね。アジア市場では、インド株の動きに関心が高いようです。
インドSENSEX指数
4月30日 48782.36P(-983.58P)
5月3日 48718.52P(-63.84P)
5月4日 48253.51P(-465.01P)
5月5日 48677.55P(+424.04P)
日本の連休中、インド株は4日までの下落が大きく、心配されました。5日は反発しました。コロナウイルス感染者の増加がどの程度、マーケットの悪材料になるのか、世界でも関心の高い市場です。
米国10年債利回り
4月30日 1.631%
5月3日 1.607%
5月4日 1.592%
5月5日 1.584%
イエレン財務長官の金利上昇に対する発言が関心を集めましたが、米国金利は落ち着いた動きです。
需要な経済指標も発表されています。3日にISMから4月の製造業景況指数が発表されました。
ISM4月製造業景況指数 60.7%P(前月比-4.0%P)
前月との比較で4.0%Pの大幅な低下となりました。3月に記録的な高水準になった反動で、4月は記録的な低下幅になりました。主要項目を見ると、新規受注は64.3(-3.7)、生産は62.5(-5.6)です。
指数が大幅に低下すると、当然びっくりしますし、マーケットへの影響もあります。ただ、冷静に考えると、水準の高さを再認識することも可能です。
例えば、4月の新規受注について、「増えている」の回答は48.7%(3月45.3%)、「同じ」が43.4%(同49.2%)、「減っている」が7.9%(同5.5%)です。「減っている」の割合は増えていますが、引き続き「増えている」も上昇しています。米国製造業の景気が良い状態にあることは変わらないのでしょう。
ニューヨークダウが高値を更新しているので、米国経済が強い状態にあって、株価を支えているとの基本的認識には変化はないのでしょう。
5日に発表された4月ISM非製造業景気指数は前月比1.0%P低下の62.7となりました。史上最高だった3月との比較では小幅な低下です。
民間調査機関のADPが発表した4月の非農業雇用者の増加数は74万2000人(3月は56万5000人)となりました。業種別では、建設業4万1000人、製造業5万5000人、レジャー・宿泊業23万7000人、輸送・公共が15万5000人の増加となっています。一方で情報産業の雇用者は3000人の減少となりました。雇用者増加の全体像が確認された形ですが、情報産業の雇用者減少には、やや意外感があります。











