お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら
「ナスダックの上昇率1%超」
「金利低下続く」


4月8日の米国株は上昇しました。上昇率はナスダック総合指数が1.03%で、ニューヨークダウ(+0.17%)やS&P500種(+0.42%)と比べて高くなりました。

10年債利回りは1.628%~1.662%で推移しました。3月30日に1.765%を付けた後、0.14%P近く下げています。8日は経済見通しに慎重なパウエルFRB議長の講演内容も金利低下につながりました。

この1週間あまり、債券価格が高値を試していることになります。この間、3月の雇用統計、3月のISM製造業・非製造業の景況指数など重要な経済指標が発表されました。非農業雇用者は予想以上に増加して、製造業指数は37年ぶりの高水準、非製造業指数は史上最高水準をマークしています。

強い景気指標は本来、債券利回りをを上昇させるはずです。しかし、極めて良好な経済指標が発表される中で、債券利回りが大幅に低下しています。

雇用の改善は4月以降も継続すると見るのが一般的です。しかし、景況感指数については、当面のピーク水準に近付いたとの考え方も出てきます。今後も景気は良くなるのですから、基本的に金利は上向きと考えられますが、短期的には「当面の景気センチメントはピークアウトが近い」との見方が金利の上昇を抑制している、との構図です。

そこに、増税による国債の新規発行量抑制が、債券買い材料として加わりました。この考え方ならば、景気や業績が上を向いているのですから、株価上昇の方向性も変わりません。

もっと悪い仮説も引き出せます。景気センチメントがピークに近付いているのだから、景気の方向性は株価面には総じて織り込まれ、今後の株価はいずれ今秋以降の景気の停滞を反映するようになるだろう、債券相場の利回り低下は既にその展開を織り込み始めているのだ、という仮説です。ただ、わずか1週間の値動きを見て、このような仮説を重視する人はまだ少数派でしょう。


ナスダック総合指数の上昇率が大きくなっていることが示すように、株式物色の流れは金利低下を反映しています。GAFAMのうち、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトが8日に史上最高値を付けています。高値未更新ですが、アップルの株価も8日で6日続伸です。

一方で、景気敏感株については、高値を付けてから、その高値を抜けなくなっているものも増えています。ボーイングの株価は3月15日に278ドルの52週高値を付けた後、3週間余り高値を抜けず、現在は254ドルです。

「今後の決算発表では、グロース株の好決算が明らかになってくるだろうから、グロース株優位の株式市況に備えよう」との動きも出ているのでしょう。来週は14日水曜日に米国の大手金融機関から決算が発表される予定です。米金融機関の決算内容に対する株価の反応が、グロース株・バリュー株の物色の流れを見る上で参考材料になるのでしょう。

日本では、ファーストリテイリングの3月における国内ユニクロ月次売上高について紹介します。既存店の売上高は前年同月比40.2%増加となりました。1年前の3月売上高が27.8%減少しているので、その反動もありますが、高い伸び率です。本体価格を税込み価格にする実質値下げ策により。客単価は4.4%低下しましたが。客数は46.7%も増加しました。

本体価格を税込み価格にして販売すると、製品価格は9.1%ほど低下すると計算されますが、4.4%の低下にとどまった。個人的にはここに興味があります。価格が安くなったのだから、ちょっと高めの製品を購入しよう、との消費者の意識が働いたと考えています。



お知らせ

お知らせ一覧