お知らせ:

マーケットプレス

番組へのお便りはこちら

「S&P500、初めての4000P」
「歴史的経済指標発表でも長期金利上昇せず」


1日の米国株式市場では、S&P500種指数が初めての4000P乗せとなりました。
1日に発表された3月のISM製造業景況指数は前月比3.9%P上昇の64.7と極めて高い水準となりました。これは37年ぶりの高水準です。
足元の景況感が歴史的な高水準になった上、大規模な経済対策が継続されるので、株高が続くとの期待が高まりました。

経済見通しが強くて株価が上がっているのですから、当然、金利は上昇するはずです。しかし、1日の米国10年債利回りは1.6720 - 1.7070%と落ち着いたレンジで推移しました。債券市場に景気過熱を警戒するような動きが見られなかったことが1日の米国市場の注目点です。

経済指標が歴史的高水準になっても長期金利が上昇しないことはグロース株にとっては強い追い風になりました。ナスダック総合指数の上昇率は1.76%で、ニューヨークダウの0.52%を上回りました。

特に半導体関連株が上昇しました。半導体受託生産トップのTSMCが3年間で11兆円の投資を行うことが明らかになり、特に製造装置メーカーの株価が上昇しました。アプライドマテリアルの上昇率が5.9%、ASMLの上昇率が3.2%となり、ともに史上最高値を更新しています。TSMCが巨額の投資を続けるので、その投資の恩恵を受ける製造装置メーカーの株価が上昇する構図です。

そして、お金を払うTSMCの株価も5.5%の上昇率です。多額の投資をすることが明らかになると、その負担を警戒することもあるのですが、とても強い株価動向です。

何故、歴史的に高い経済指標が発表されても長期金利が上昇しなかったか。いろいろ考え方はあるのでしょうが、ISM製造業調査における価格指数の水準にその解を求めたいと思います。ISMの価格指数は3月に85.6となりました。歴史的高水準ですが、2月の86.0に対しては小幅低下となりました。現状の価格が「上昇いている」と答えた企業の比率は71.6%と2月の73.1%に対して若干ですが低下しています。

「もうこれ以上は上がらない水準になったから、高止まりしただけだ」との意見も当然あるでしょうが、価格指数がピークを付けたとの認識が長期金利の低下につながったとの仮説も頭の中に入れておきたいと思います。

個別銘柄では、マイクロソフトが2.7%上昇して242ドル台で引けました。2月16日に付けた史上最高値246ドル台までもう少しです。マイクロソフトが高値を更新すると、「決算発表を機にグロース株が再び買われる」との見方が市場に広がる可能性があります。

米国時間2日には、3月の雇用統計が発表されます。非農業雇用者の増加数は2月の37万人に対して60万人超のレベルを意識しているようです。今回、雇用統計が発表されますが、米国のマーケットは休場です。びっくりするような雇用統計が発表されても、米国市場が休場で反応がわからず、週明け5日の東京株式市場のオープンを待つような展開になったら、かなり緊張します。

お知らせ

お知らせ一覧