東京電力(9501)が売られている。福島第1原子力発電所におけるタンクからの汚染水漏洩問題で31日、4カ所のタンクや配管で高い放射線量を計測したと発表。最大線量は毎時1800ミリシーベルトと、タンク周辺としてはこれまでで最も高い値を記録したことが明らかになり、事態の深刻化を懸念した売り注文が増えている。 毎時1800ミリシーベルトは4時間浴び続ければ死亡する線量に当たるといい、タンク周辺でこれだけ高い放射線量が計測されたことで汚染水対策を巡る今後の作業が難しくなるという見方が広がっている。同社の柏崎刈羽のみならず他の原発の再稼動にも悪影響が及びかねないという見方から、他の電力株も連想売りで下落している。2020年の夏季五輪開催地決定への影響を懸念する声も増えており、下値での積極的な買い手も減っているようだ。(H.K)