キヤノン <7751> が大幅安で年初来安値を更新。昨年末の衆議院総選挙(12月16日)以前の12月12日以来の安値水準まで下落する場面もあった。
とくに新規の悪材料が出たわけではないが、欧州や中国など新興国の景気回復が緩慢なうえ、高度なカメラ機能を搭載したスマートフォン(スマホ)の普及も逆風となってデジタルカメラの販売が想定を下回っているもよう。事務機やプリンターなどは堅調だが、半導体用露光装置(ステッパー)の需要も回復が鈍く、「13年12月期は為替の円安効果を上回る収益回復は見込みにくい」という見方も出ている。肝心の円相場も、この日の午後には日銀の新体制による「異次元金融緩和」が発表されたが、1ドル=94円台、1ユーロ=120円台までの下落にとどまり、積極的な買い材料にはなっていない。「海外投資家などの物色の矛先は金融・不動産を中心にした内需系の金利敏感株に向かっており、輸出関連への注目度は低い」という声も聞かれている。(H.K)











