「半導体関連株上昇、SKハイニックス決算を好感」
「SKハイニックス――"27年~28年の生産能力の50%以上で長期契約を確保"」
「"メモリ需要は2030年まで需要が供給を上回る」
10月28日の東京株式市場では、半導体関連株が買われ、日経平均がTOPIXと比べて強い動きとなりました。
韓国のメモリーメーカーSKハイニックスが28日朝に決算を発表しました。
SKハイニックスの7-9月期
売上高 104兆ウォン(前年同期比4.2倍増、4-6月期比32%増)
営業利益 83兆ウォン
売上高は100兆ウォン前後がコンセンサスだったので、予想を上回ったと見られます。また、27年以降の業績を考えるうえでもポジティブな情報が得られました。以下に決算資料上における会社側の見方を掲載します。
◎「2027~2028年の生産能力の50%以上について長期契約を確保;市場状況を反映し、安定した収益性を確保する体制を構築」
◎「メモリ市場は成長を維持する。短期的には企業向けおよび個人向けAIが、中長期的には自動運転やロボティクスなどの物理AIが牽引役となる」
◎「メモリの供給は市場の成長に追いついていない。最先端プロセスの技術的難易度や、新たな生産施設の建設に要する長いリードタイムを考慮すると、2030年まで需要が供給を上回る構造が続く」
来年と再来年に生産されるメモリの半分以上で長期契約を結んでいる点が、来年、再来年の業績を予想する上でポジティブになります。既に契約されているなら、生産されるメモリの供給先も確保されているので、業績のブレも小さくなる、そんな見方ができます。
今週の30日金曜日に決算を発表するキオクシアについても、長期契約への期待が発生し、株価が上昇しました。
ただ、メモリ価格については慎重な見方もあります。本日の午後1時、サムスン製メモリの販売を主力とする半導体商社のトーメンデバイス(2737)が決算を発表し、株価が急落しました。
トーメンデバイスの7-9月期営業利益は152億円となりました。4-6月期の222億円を下回りました。2Qの利益が1Qを下回った理由について、会社側では「価格上昇幅の縮小のため」としています。
会社側は通期利益見通しを据え置きました。下期の営業利益は114億円計画で、上期実績の375億円を下回ります。
下期のメモリ需要について、同社の説明資料には「メモリ需要は継続、ただし、先行きの不透明感は強い」「価格上昇を見込んだ先行購入による客先在庫の積み増し可能性」「価格上昇による買い控え懸念」等と記載されています。
年内のメモリ価格は上昇傾向が予想されますが、その後は決めつけないで対応したいと考えます。
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次回は11月2日の掲載となります。













