「日本株大幅安」
「コアウエーブの社債利回り急上昇」
「AI企業の取引、連環にひびは入るのか...」
10月15日の日経平均は大幅安となりました。売買代金上位の半導体・データセンター関連株については、下落率が10%超となる銘柄も続出しました。
米国のクラウドインフラ企業「コアウエーブ」の信用問題が世界の半導体関連株下落につながっています。報道によると「コアウエーブの31年償還の社債の利回りが15%に接近した」とのことです。AI関連企業の財務に対する警戒感が広がりました。
コアウエーブの決算資料によると、同社の総資産は6月末で770億ドルです。前年同期の493億ドルに対して56%増加しました。需要拡大を受け、クラウドインフラ設備を軸に固定資産が急増しています。
総資産770億ドルに対して負債は720億ドル、株主資本は50億ドルです。株主資本比率はわずか6.5%です。米国企業は株主資本に対する利益率の極大化を目指しているので、株主資本の乏しさが気になります。
同社の4-6月期の売上高は25億ドルです。受注残について、決算資料には6月末時点で1040億ドル、7月に入ってすぐ250億ドルの新規顧客からの受注が入った、と記載されています。つまり、受注残高は1300億ドルもあります。
これから受注残高の1300億ドルのクラウドインフラを構築していきますので、将来的な売上高の拡大が楽しみな企業です。しかし、株主資本は乏しいので、売上高拡大のための資金を外部から大量に調達しなければなりません。
ここで発行社債の利回りが急騰してしまえば、新規の資金調達のハードルが高くなります。果たして受注残をしっかりこなしていくことができるのか、マーケットは警戒しています。
仮にAIビジネスの取引の過程で、どこかの企業が資金不足になれば、ビジネスの連環にひびが入るのではないか、ひびが入った時の世界の株のダメージは深刻になるのではないか、こうした警戒感が世界の半導体関連株下落につながりました。
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