「騰落レシオ、回復に向かうか」
「システムセキュリティ関連株、大幅上昇銘柄相次ぐ」
10月6日の日本株は上げています。午後1時現在、日経平均、TOPIXとも0.6%前後の上昇率です。
TOPIXは史上最高値を意識した水準にあります。ただ、5日段階のプライム市場の騰落レシオ(直近25日間の上昇銘柄÷下落銘柄)は92%です。最近は値下がり銘柄数の増加傾向が特徴です。配当権利落ちに伴う中小型株の弱さが影響していたと見ます。
ちなみに先週の権利落ち日29日から昨日まで5日間の騰落レシオを計算すると71%(値上がり3125銘柄÷値下がり4372)です。権利落ち後の値下がり銘柄数優勢がわかります。
しかし、本日は値上がり銘柄数の優勢が鮮明になりました。このまま値上がり銘柄優勢の状況が続き、大型半導体関連株の上昇に頼らずにTOPIXが再度の史上最高値となれば、権利落ちの影響が薄れ、うまく循環が効いている展開といえます。
本日のスタンダード市場、グロース市場における上昇率ランキングでは、サイバーセキュリティ関連株が並びました。サイバーセキュリティクラウドやサイバーソリューションズ、FFRIセキュリティなどです。
企業システムにおける情報漏洩やサーバー攻撃の話題が豊富な状況です。システムセキュリティ関連ビジネス市場拡大の恩恵を受ける銘柄が人気です。
情報システム業界の関係者によると、企業側はシステムが攻撃を受けて不能になった時、いかにスムーズに立て直すことができるか、そこを重視して新しいシステムの構築に意欲を示しているとのことです。
そのシステム構築を引き受ける側は、AIの活用によってエンジニアの増加を抑制して固定費削減を図る一方で、セキュリティー関連の付加価値を売上高面に加えて利益率が上昇するケースが増えています。
システム開発に関連する銘柄は、9月上半期の業績も総じて高水準となりそうです。9月調査の日銀短観におけるソフトウエア投資額を以下に掲載します。
ソフトウエア投資額(全産業、今年度)
大企業 +8.0%
中堅企業 +14.7%
中小企業 +22.7%
全規模合計 +10.3%
企業規模が小さくなるほど、今年度のソフトウエア投資額の増加率が高くなっています。大企業に遅れて中小企業群のIT投資も活発化してきました。













