「TOPIX、7月7日の史上最高値を更新」
「米国の国家戦略備蓄、5か月で26%減」
8月12日の東京株式市場は堅調な展開です。TOPIXは7月7日の取引時間中に付けた史上最高値(4137P)を更新しました。
業種別株価指数では、非鉄、銀行に続き、INPEXを軸とする「鉱業」が高くなりました。海外市場で原油価格が上昇(NY市場2日間で78ドル→83ドル)し、原油高メリットを受ける株が買われています。
原油価格の参考データとして、米国エネルギー情報相(EIA)が毎週発表している「原油在庫」を紹介します。
まずは、国家戦略備蓄(SPR)です。直近発表の7月31日現在の国家戦略備蓄は3億0480万バーレルです。米国とイランの戦争が始まる前の2月末の4億1544万バーレルに対して約26%減少しています。
米国はエネルギーを自国で生産できる国とアピールしています。しかし、実際にはこの5か月の間、戦略備蓄の取り崩しを続け、国家戦略備蓄が大きく減少しています。
民間の商業原油在庫は7月末段階で4億0698万バーレルです。2月末比で、こちらも7.4%減少しています。
原油在庫は減少しています。この先、原油の生産・サプライチェーンが正常化したとしても、減少した在庫の補充をするのであれば、実需に加え、在庫回復のための需要が全体の需要を押し上げます。そうなると、世界の人々の通常の消費以上に原油の需要が発生するので、原油生産が正常化しても、なかなか価格が下がらない可能性もあります。
原油価格見通しは世界の物価状況・金融政策にも影響を与えます。米国時間12日に7月の消費者物価指数が発表予定です。
☆
鎌田伸一は8月22日に愛媛県松山市で開催されるセミナーに参加します。永濱利廣さん(第一ライフ資産運用経済研究所首席エコノミスト)、鈴木一之さん(株式アナリスト)、松尾英里子さん(司会進行:フリーアナウンサー)と一緒に日本株の投資戦略について語り合います。参加ご希望の方は、是非、以下からお申し込みください。
https://www.yutaka-trusty.co.jp/market/seminar/20260822-matsuyama/














