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「日本株上昇、リクルートHDがストップ高」

AI活用で収益が拡大するサービス業に関心高まる」

 

8月10日の日本株は上昇しました。「半導体関連株を軸に日経平均上昇」はよくある光景ですが、半導体関連以外でも上昇する銘柄は多数あります。午後3時現在、プライム市場全体において約6割が上昇、TOPIXは7月6日の終値ベースの史上最高値(4101P)を上回る場面が目立っています。

 

個別銘柄では、リクルートHDのストップ高が話題です。リクルートHDは時価総額23兆円で、日本の主力大型株です。7日に決算を発表、27年3月期の営業利益を従来の7870億円に対して9450億円(前期比約50%増益)に上方修正しました。

 

リクルートHDは、企業向けの人材採用支援業務を主力とします。7月雇用統計において非農業雇用者数が前月比で減少する等、米国内の雇用データが悪化しました。しかし、リクルートの業績は大幅に上方修正され、株価はストップ高です。実に興味深い現象です。

 

リクルートの米国事業では、AIを活用して募集企業の要望にマッチした人材を採用する高付加価値サービスが伸びています。高付加価値サービスの伸びによる単価上昇が業績を押し合上げました。4-6月期は、求人数が4%減少する一方で、広告単価は35%も上昇しています。

 

リクルートの決算資料における重要コメントを以下に抜粋して掲載します。

 

「4-6月期の中⼩企業向けの売上は⾮常に強かった。⼈数の少ない中⼩企業にとって、空いているポジションがいつまでも採⽤できないことは、事業の死活問題となる。AIプロダクトを導⼊してもらうことで⼿間のかかる⼿作業が自動化されて採用までの時間が短縮される。この結果として中小企業の顧客数と単価が両方伸び、全体の成長を引っ張った」

 

「加えて、⾜下では⼤⼿顧客向けの売上成⻑がより顕著になってきた」

 

「あるヘルスケアの顧客では、AIの⾃動化でどれほどリクルーターの⽣産性が上がるかを試していただき、AIプロダクトが数⼈分のリクルーターの仕事と同等の結果を出したと評価されて、⼤きな受注につながった」

 

「⼤企業の中には、数百⼈ものリクルーターの⽅々がいて、そこに膨⼤なマニュアル作業のコストが発生している。ここに我々のAIプロダクトを導入して生産性を圧倒的に引き下げていただく」

 

「⾜元の売上の伸びは、AIによる価値提供増加による「単価の上昇」と、このプロダクトを使ってくださる「顧客数の増加」、この2つのドライバーが噛み合った結果だ」

 

「仕事を探している方にも⾮常にメリットがある。これまで⼿作業で時間がかかっていたプロセスをAIで⾃動化したということで、仕事を探している⼈にとって「Indeedを使えば早く企業から返信が来たり、最初の⾯接が早くできたり、結果として、早く仕事が⾒つかる」と実感していただけている」

 

「予想していたよりかなり早いスピードで、AIを活⽤して顧客の⽣産性を上げた。これはいいことだが、正直なところ、精度⾼く業績を予測するのがどんどん本当に難しい状況になっている」

 

リクルートは、「進化したAIによってビジネス領域が侵食される」と警戒された企業の1つですが、4-6月期の業績は「AIの活用」によって大きく膨れ上がりました。

 

当面、AIの活用によって業績の拡大を実現するサービス業への関心が高まりそうです。

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