「半導体関連株大幅安、日経平均下げ幅一時4000円超」
「市況不透明感からメモリー株の急落響く」
「"巨額AI投資継続"――来週以降確認へ」
7月17日の日本株は大幅安です。売買代金上位の主力株には、下落率が10%を超える銘柄も多数あります。年初に約5万円だった日経平均は、半導体関連株をけん引役に7万円超まで上昇しましたが、足元では投機資金の逆回転が起こっています。
本日、韓国市場は休場です。明日18日から東京市場は3連休に入ります。次の営業日の21日までに米国市場を2日、韓国市場を1日消化することになります。半導体関連株に対する売買が極端に傾く展開が続いています。値動きに耐え切れず、保有株を手放す動きが活発になりました。
来週は、22日にアルファベット(GOOG)、23日にインテルが決算を発表します。アルファベットは、AI開発に巨費を投入している代表的企業です。設備投資動向に変化がないか、確認します。重要ですね。アルファベットの四半期ごとの設備投資実績を以下に掲載します。
アルファベットの設備投資(億ドル)
25年~
1-3月 171(+43%)
4-6月 224(+70%)
7-9月 239(+83%)
10-12月 278(+95%)
26年~
1-3月 356(+107%)
4-6月 ?
アルファベットの4-6月期の設備投資も増勢に加速がついていると推定されます。足元と先行きの需要の強さを確認できるか、まずはそこです。
翌7月最終週には、29日にメタ、マイクロソフト、30日にアップル、アマゾンが決算を発表します。巨大企業の設備投資動向に変化がないか、いつものように確認します。
今回のメモリー・記憶装置関連株の世界的な下落は、先行きの価格面に変調が訪れるとの懸念に起因しています。中国企業のメモリー供給増加などが市況に与える影響が警戒されています。
メモリーメーカーの収益は価格上昇効果によって膨れ上がり、そこを株式市場は高く評価してきました。だから、価格の変調懸念が発生すると、株価の動きも激しくなります。
メモリー株とは違い「価格上昇が過大評価されてきた訳ではない半導体関連株」もたくさんあります。メモリー株急落の影響を受けて、それら他の半導体関連株も大幅安になっています。しかし、「巨大IT企業によるAI開発投資増勢」が確認されれば、強い事業環境に見直しの目が向かう可能性があります。
今回の半導体関連株急落は「価格上昇継続への懸念」が要因であり、AI投資関連需要に対する懸念が発生したわけではありません。そこを確認できるか、来週から2週間における注目点です。
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鎌田伸一は7月25日に群馬県高崎駅近くで開催される株式セミナーに参加します。永濱利廣さん(第一ライフ資産運用経済研究所 首席エコノミスト)、鈴木一之さん(株式アナリスト)、松尾英里子さん(司会進行:フリーアナウンサー)と一緒に日本株について大いに語りたいと思います。興味のある方は是非、以下からお申し込みください。
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