「日経平均一時1800円安、荒い値動き...」
「法人企業統計、今年度経常利益見通し下方修正」
6月11日の東京株式市場は荒い値動きとなりました。米国株下落を受けて日本株も下落、日経平均は一時1800円を超える下げ幅となりました。その後、一気に下げ幅を縮小して一時プラスに転じる場面を見せ、その後再びマイナス...、また上げている...と荒い動きです。
基本的には来週のFOMCを控えて、リスクを意識する動きなのでしょう。新しいFRB議長が就任して初めてのFOMC、特に物価上昇が鮮明な中でのFOMCですから、内容が注目されます。
今後の金融政策はどんな色彩を帯びるのか―――これは投資環境の骨格を成す事項ですので、それを前に投資家がリスクを意識するのも当然でしょう。
内閣府・財務省は11日、4-6月調査の法人企業景気予測調査を発表しました。今年度(26年度)の日本企業の売上高計画は3.3%増収(3か月前の前回調査時の計画は2.2%増収)に上方修正されました。
しかし、経常利益計画は2.4%減益(同1.0%減益)に下方修正されました。製造業が4.7%減益(同3.9%減益)、非製造業が1.7%減益(同0.1%増益)です。
中東情勢の影響を受けて原燃料が高騰、単価が上昇するので売上高は上方修正されたけれども、経常利益は下方修正されました。
日本株は史上最高値を突き進んでいました。PERの高い銘柄も目立ちます。しかし、今年度の経常利益計画は下方修正です。今の株式市場は、AIへの大型投資を受けて2-3年後の収益が大きく拡大する、だから短期的な業績動向のブレは関係ない――そういった期待に支えられていることがわかります。大丈夫でしょうかね。
業種別の経常利益の見通しでは、化学工業の経常利益見通しが、従来の13.5%減益に対して0.2%増益に修正されました。中東情勢を受けてプラスチック価格の上昇等が意識されています。価格上昇を追い風とする業種への関心が株式市場で高まると考えています。
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鎌田伸一は6月20日に横浜駅近くで開催される株式セミナーに参加します。永濱利廣さん(第一ライフ資産運用経済研究所 首席エコノミスト)、鈴木一之さん(株式アナリスト)、松尾英里子さん(司会進行:フリーアナウンサー)と一緒に日本株について大いに語りたいと思います。興味のある方は是非、以下からお申し込みください。
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