「日経平均強い、グロース市場の主力株は暴落」
「"クレーン・コンベヤ"の需要増加」
6月1日の東京株式市場では、引き続き日経平均の強さが目立っています。午後1時30分現在、日経平均が0.6%上昇する一方で、TOPIXは0.5%下落しています。
今、プライム市場全体に対する日経平均採用225銘柄の時価総額の割合は約77%に達しています。時価総額で4分の1以上を占めているので、日経平均の値動きはTOPIXに与える影響も大きいはずです。しかし、本日の日経平均とTOPIXの動きには大きな差があります。これは「プライム市場上場で、日経平均に採用されていない約1300銘柄の値動きがとても悪い」ことを示します。
また、東証グロース市場の主力銘柄の値動きを示す「東証グロース市場Core指数」は約6%も下落しています。グロース市場の売買代金上位銘柄=アストロスケール、データセクション、QPSなどがそろって14%~15%台の下落率です。
商いが膨らんで値動きのある銘柄を徹底的に買い上がったり、売り込んだりする動きが活発です。1時30分現在、プライム市場の年初来高値更新銘柄約80に対して、年初来安値更新銘柄は約225です。日経平均が連日の史上最高値更新となる中で、多数の銘柄が安値を更新しています。
歪な動きの修正はいずれ行われるのでしょうが、「大きく買われた株の急落」と「出遅れ銘柄の修正高」が同時に、かつ急速に進むことは考えにくいと思います。リスク管理上、まずは前者の現象が先行すると意識した方が無難かな、と感じています。
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先週末29日に発表された4月の鉱工業生産指数は注目される内容となりました。エレクトロニクス産業の出荷が急増しました。
出荷上昇業種(前月比)
電子部品・デバイス工業 +14.2%
電気・情報通信機械工業 +6.2%
電子部品では「トランジスタ、モス型IC(ロジック)、アクティブ型液晶パネル(大型)等」、通信機械では「セパレート形エアコン、ノート型パソコン、半導体・IC測定器等」の伸びが寄与しました。4月の貿易統計におけるエレクトロニクス製品の伸びと合わせ、同業界の4-6月期業績の向上を示すデータです。
「コンベヤやクレーン」に関連するメーカーの業績にも注目します。4月の「汎用・業務用機械工業」の出荷は前月比+5.6%、生産も前月比+5.3%となりました。出荷では「コンベヤ、複写機、運搬用クレーン等」、生産では「コンベヤ、運搬用クレーン、水管ボイラ等」の増加が寄与しました。
加えて5月21日発表の3月機械受注統計では「運搬用機械」の受注が前年同月比2倍になっていました。以下参照。
運搬用機械の受注高(内閣府、前年同月比)
1月 1059億円(+16%)
2月 1322億円(+33%)
3月 2625億円(2倍増)
「運搬用機械の受注増」と「クレーンやコンベアの生産・出荷が大幅増加」は同じ現象を示します。これに関連する企業の業績は拡大しているはずです。造船所用クレーンで圧倒的シェアを持つ住友重機については最近の放送でお話しした経緯がありますが、タダノや加藤製作所、北川鉄工所、日工、椿本チエインなどについても、興味を持っておきます。
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鎌田伸一は6月20日に横浜駅近くで株式セミナーに参加します。永濱利廣さん(第一ライフ資産運用経済研究所 首席エコノミスト)、鈴木一之さん(株式アナリスト)、松尾英里子さん(司会進行:フリーアナウンサー)と一緒に日本株について大いに語りたいと思います。興味のある方は是非、以下からお申し込みください。
https://www.yutaka-trusty.co.jp/market/seminar/20260620-yokohama/











