「トヨタ、新年度の自動車販売、台数も金額も横ばい」
「株価新安値、投資家は値上げを切望か...」
5月8日の東京株式市場は軟調な展開となりました。前日に日経平均は記録的な上昇を見せていましたので、下げること自体は仕方ないでしょう。ただ、トヨタが午後取引時間中に決算発表を行い、直後に年初来安値を付けたことは覚えておきます。
トヨタの27年3月期の営業利益は3兆円の計画です。前期の3兆7662億円に対して7662億円の減益です。
今年度の販売台数は960万台(前期比+0.05%、+5000台)を計画します。売上高は51兆円(+0.6%)の計画です。売上台数が0.05%増加して、売上高が0.6%増加ですので、台数、売上高とも強含み横ばいと表現できます。
台数も金額も横ばいなので、車1台あたりの販売価格もほぼ横ばいです。このインフレの時代に1台当たりの単価が上がらないならば、投資家から嫌われるのも致し方ないでしょう。いろいろなモノの価格が上昇している状況では、製品の販売価格の上がる企業の株を買いたくなります。
期中に自動車の値上げ志向が強まり、それが実現されるならば、トヨタの株価もだんだんと引き締まってくるはずですが、足元の弱さは気になります。
トヨタは27年3月期において「仕入れ先基盤強化・資材価格上昇」で1兆1900億円の減益要因が発生するとしています。つまり、仕入れ価格の上昇が鮮明です。仕入れ価格を販売価格に転嫁して利益を増やす企業を投資家は求めています。











