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「株安・長期金利上昇・円安」

「景況見通し悪化でも日銀利上げならば経済は本当に悪化...」

 

4月30日の日本株は下げました。債券が売られて長期金利が2.5%を超えました。為替市場ではドル円相場が160円に乗せ、ドルの上値、円の下値を試しています。

 

金利高・通貨安・株安です。日銀の6月利上げの認識が広がったことが、このマーケットの反応につながったと考えます。

 

日銀は28日、26年度のGDP成長率の中央値を1.9%(1月2.8%)に引き下げました。一方で物価見通しは引き上げられました。9人の政策委員のうち、3人が利上げを主張しました。

 

こうなると6月利上げの可能性が意識されます。「景気見通しは悪化したけれども物価上昇を抑制するために日銀は利上げを実施する」となれば、株価にはネガティブです。

 

                  ☆

 

米国市場では、メタ、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットが決算を発表しました。1-3月期の増収率を以下に記載します。

 

1-3月期増収率

メタ      33%

マイクロソフト 20%

アマゾン    17%

アルファベット 22%

 

巨大な体格の企業が悠々と2桁の増収率を記録しています。中東情勢を受けて世界的な景況感が悪化する中で、日本の景況悪化が警戒される半面、堅牢なビジネスモデルを確立した巨大IT企業の業績は大幅な伸びが確認されました。

 

こうなると、短期的には巨大IT企業の株価の方がTOPIXよりも優位になるとの発想が生まれ、本日の日本株安につながったのでしょう。

 

メタは決算発表の席上、今年の設備投資額を「1,250億~1,450億ドル」とし、前回決算発表時に示した「1,150億~1,350億ドル」から上方修正しました。半導体・電子部品等の価格上昇が要因です。

 

巨大AI企業の高水準の設備投資実施、電子部品・半導体価格の上昇が再認識されました。日本の半導体材料メーカーに対する業績面の期待値は維持されます。日本企業を理由に株価がディスカウントされるならば、そこは買いの好機にもなります。

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