「インテル時間外20%高、日本では半導体材料メーカーが急騰」
「トーメンデバイス決算発表、"PER8倍"受け大幅高」
4月24日の東京株式市場は、引き続き日経平均優位の展開です。午後1時30分現在、プライム市場における値上がり銘柄数約600に対して値下がり銘柄数は約900。このままならば、先週の17日から6日連続で値下がり銘柄数が値上がりを上回ります。
今週の日経平均は6万円を付ける場面までありましたが、連日、値下がり銘柄が多数を占める状態なので、多くの投資家の株式資産は芳しくない状況でしょう。株価下落によって企業業績期待への期待値が下がっています。期待値が下がれば、決算後の株価が下がりにくくなります。27年3月期業績見通しが「意外に悪くない」として上がる銘柄が増えてくるか、大きな注目点です。
面白い動きはあります。本日は、ラサ工業、イビデン、メック、富士紡、デンカ、日東紡など半導体材料を供給する素材メーカーが大幅高となりました。この流れが広がれば、多数の銘柄が人気化する期待が広がります。
本日の半導体材料メーカーの上昇は「インテルの決算発表→時間外取引20%上昇」が要因です。
インテルが日本時間23日早朝に発表した1-3月期の売上高は136億ドル(前年同期比7%増)となりました。PC向けなどの売上高は77億ドル(+1%)と横ばいでしたが、データセンター向けが51億ドル(+22%)と大きく伸びました。4-6月期の売上高は138億~148億ドルが計画されています。
インテル製品のデータセンター向け売上高がいよいよ大幅に増加してきました。かつて「半導体の巨人」と位置付けられた企業の復活を受け、日本製の半導体材料の需要増加に対する期待が一段と膨らみました。日本の個別株を評価する上で好材料です。
また、半導体商社のトーメンデバイス(2737)が本日午後1時に決算を発表、大幅上昇しました。メモリ価格上昇メリットを受け、トーメンデバイスの26年3月期営業利益は187億円(+84%)に拡大、27年3月期も182億円(-3%)と高水準です。
トーメンデバイスの今年度の予想1株利益は1617円。決算発表前の株価はPER8倍台でした。「今年度業績水準から見て極めて割安な株」との観点から大幅高です。この動きが広がるならば、今後、値上がり銘柄数は増えてくる可能性があります。
トーメンデバイスは新年度の事業環境・取り組みについて以下のように記載しています。
◼ 需要:データセンターを中心とした旺盛なメモリ需要は継続
◼ 供給状況:今年度、タイト感はさらに厳しくなり、少なくとも2027年までは継続の予想
■ メモリ価格:2026年は緩やかな上昇トレンドが継続し、その後高止まりと予想
◼ 取組み:供給タイトな中、顧客への充足率を維持するために物量確保を第一に取組
メモリ価格上昇がキャノンの営業利益計画に対して約500億円の減額修正要因になりました。完成品メーカーにとってメモリ価格急騰は負担になりますが、販売価格上昇のメリットを受ける企業の収益が予想以上に潤う期待が発生します。
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