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「日経平均、初めての59700円台」

「引き続き値下がり銘柄数が高水準、TOPIXさえない」

 

4月22日の日本株は、引き続き日経平均優位の展開です。日経平均は取引時間中に初めての59700円台を記録しました。6万円乗せも間近です。

 

しかし、TOPIXはさえない展開を強いられています。2時30分現在、プライム市場の値上がり銘柄数209に対して値下がりは1319銘柄、本日も圧倒的に値下がり銘柄数が多いですね。今週に入ってから3日間、いずれも「日経平均は上昇しているけれども、値下がり銘柄数が多い」状況です。

 

今後、決算情報を得て、買われる株が増えてくるのか、焦点です。買われる銘柄が増えれば、値上がり銘柄数が増えて、現在とは逆に「日経平均はあまり上がらないけれども値上がり銘柄数は多い」状況になります。逆説的には、「今後の業績動向に自信が持てないので、動きの良い一部銘柄への集中物色が行われている」のかもしれません。

 

昨日21日の米国市場では、決算発表を行ったGEエアロスペースが5%安、RTXコーポレーションが4%安となりました。両社とも航空・宇宙関連ビジネスを主力事業とする企業です。GEエアロスペースの公表資料において、中東情勢が世界の旅客者数に影響を与えているとの記述がありました。

 

具体的には、今年の中東地域の旅客者数は、今年1月には「1ケタ台後半の伸び」を計画していたけれども今回は「2ケタ台前半の減少」に修正されました。これを受けて、世界の旅客者数も1月時点の「1ケタ台半ばの成長」を「横ばいもしくは1ケタ台前半の成長」に修正されました。

 

旅客者数の修正は直ちに航空機エンジンの需要減少につながるものではありません。しかし、決算発表直後の米国の航空機関連代表企業2社の株価は大幅安となりました。

 

GEエアロとRTXの株価急落を受けて、22日の東京市場ではIHIなど、航空機関連株の一角が下げました。

 

ただ、朝方に売りが膨らんだ上記のIHIのほか、三菱重工、川崎重工は後半に下げ幅を縮小させました。このあたり、下落銘柄に対する押し目買い意欲も感じられます。

 

ここから、決算内容と株価水準との相談の上、個別企業において投資の可否を判断する段階に入ります。日本企業の場合は、27年3月期の業績見通しという重要なファクターが得られます。現状で値下がり銘柄数が極めて多いということは、「業績見通しリスク=ガイダンスリスク」を投資家が強く感じているとのことなのでしょう。

 

決算発表前に投資家が慎重な姿勢に傾いているのであれば、ショック安になるリスクは薄れているはずです。

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