「主力株高く日経平均を押し上げ」
「設備投資関連株、強力な相場テーマに」
4月10日の東京株式市場では、日経平均が上昇しました。
午後2時20分現在、日経平均は約2%上昇、一方で、TOPIXの上昇率はわずか0.1%です。プライム市場における上昇銘柄と下落銘柄の割合は、だいたい1対2、値下がり銘柄数が上昇銘柄数を大きく上回っています。
プライム市場の売買代金上位に位置する主力株、特に本日は日経平均への影響度の大きいファーストリテイリングが大幅高となって日経平均を押し上げています。
本日のプライム市場の上昇率上位銘柄には、機械株を軸とした設備投資関連株が多数を占めています。昨日、工作機械工業会が発表した3月の受注高は1935億円(前年同期比+28%)となりました。内需が505億円(+2.5%)、外需が1430億円(+40%)でした。海外向け中心に工作機械の受注大幅増加です。月次受注としては、過去最高とのことです。
中国における工作機械事業が営業利益全体の約9割を稼ぎ出すツガミ(6101)が大幅高、3月3日に付けた高値4305円を約1か月ぶりに更新しました。設備投資関連株人気沸騰です。
また、半導体製造装置メーカーのローツェ(6323)がストップ高となりました。同社は昨日9日に26年2月本決算を発表しました。12-2月期の受注が膨れ上がりました。
ローツェの受注高(26年2月期)
1Q 223億円
2Q 246億円
3Q 229億円
4Q 311億円(前年同期比+30%、3Q比+48%)
AI開発向けの半導体需要が増加し、ローツェが得意とするウエハー搬送装置、半導体製造プロセスを自動化する機械の受注が急増しています。受注急増を受け27年2月期の営業利益は22%増益を計画します。
ローツェの設備投資計画も注目されます。受注増加を受け、半導体製造装置生産を増強します。今年度計画の設備投資金額は大幅に増加します。
ローツェの設備投資実績と計画
23年度 11億円
24年度 21億円
25年度 46億円
26年度(計画)119億円
時系列でみると、今年度の設備投資水準の高さが浮き彫りになります。AI開発のための様々な部材の需要が増加し、その部材の増強を目指すため、様々な業界で設備投資が増加する。設備投資関連は強力な相場テーマです。
◎ 次回は4月13日の掲載となります。











