鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「リスクオフ取引――原油高・株安・債券高」
「米日の債券利回り低下が焦点に」
3月2日の日本株は下げました。米国とイスラエルによるイラン攻撃、イラン最高指導者死亡を受けて、リスクオフ取引となりました。
原油価格上昇、株価下落、債券価格上昇の動向を見極めようとの投資家が多かったと思います。
アジア時間のWTI原油先物価格は8ドル高の75ドル台で始まった後、日本時間午後3時頃には71ドル台まで押し戻されました。日経平均は一時1500円を超える下げ幅となった後、下げ幅を縮めました。日本株については、下げ場面で買う投資家の存在が確認されました。
債券は買われ、国内10年債は1月9日以来の2.1%割れとなりました。株式市場では、銀行株を中心とする金融株の下落率が高めになりました。
今後は米日の債券利回り低下の見極めが需要になります。中東情勢の混乱が世界の消費や企業の投資意欲面にどのような影響を与えるのか、そこが焦点です。消費や企業の投資意欲が落ちれば、自然に原油価格も落ちるのでしょうから、やはり焦点は景気・企業業績動向です。債券利回りが重要なバロメータでしょう。
中東情勢の混乱よりも、米国の強硬姿勢が米国の消費者心理に与える影響が心配されます。ベネズエラに続いてイラン―――世界の最強国家の米国が軍事力や情報力を武器に他国の体制を変えることに躊躇しないとなれば、それに対する米国民の批判も活発になるのでしょう。米国内の混乱が警戒されます。











