「1月ISM製造業景況指数が急上昇、米国株高」
「新規受注は57.1(+9.7)、サプライチェーン再構築」
2月2日の米国株は上げました。上昇率は、NYダウが1%、ナスダック指数は0.5%でした。
ISM(供給管理協会)は2日、1月の製造業景況指数を発表しました。PMIは前月比4.7P上昇の52.6となりました。主要指数がそろって大幅上昇しました。
1月ISM製造業景況指数(前月比)
PMI 52.6 (+4.7)
新規受注 57.1 (+9.7)
生産 55.9 (+5.2)
雇用 48.1 (+3.3)
PMIが50を回復するのは、25年2月以来、11か月ぶりです。「顧客在庫」指数が前月比4.6P低下の38.7でした。在庫補充のための生産が活発化した可能性があります。以下に回答企業の担当者のコメントを掲載します。
回答者の声
「『希望』は輸送機器業界における今年のキーワードだ。残念ながら、世界中の希望も2025年や2026年前半の受注活動には結びついていない。買い手は全体的に様子見を続けている。2026年に入り、あらゆる会話は2026年後半に回復が始まるという希望を中心に回っている。希望に基づいて戦略を立てるのは難しいが、現政権がもたらした不確実性のおかげで、我々は今ここにいる」[輸送機器]
「現時点での受注量は少ない。EUに対する最新の関税脅威の影響は、現在の予想受注に甚大な悪影響を及ぼすだろう。現行の見積もりでは関税増分を吸収できない」[機械]
「市場軟調が継続。12月受注は平均を下回った。米国の税制優遇策にもかかわらず買い手は支出を躊躇している。地政学的緊張が『反米』購買心理を煽り、販売機会を喪失している」[機械]
「感情的な関税措置の新たな波が差し迫っている。再び状況が一変する見込み。中国からの特注品移転は継続中だが、移行材料・組立品への新規認証要件により進捗は遅れている」[コンピュータ・電子製品]
「事業環境は不透明で顧客は慎重姿勢にある。広範なインフレが継続。最高裁の関税判決が迫る」[コンピュータ・電子製品]
「建設市場の拡大、データセンターやエネルギープロジェクトの増加により、契約労働者の確保が逼迫している。貿易関税の不透明感がサプライチェーンに変動をもたらしている。」[食品・飲料・タバコ製品]
「中国からメキシコへの製造拠点移転を進めているが、メキシコは中国製部品に関税を課す方針だ。メキシコ中心のサプライチェーン構築の推進は、短期的な供給管理上の懸念を生んでいる」[化学製品]
「混乱した不透明な関税政策が中小企業を苦しめ続けている。企業は30日を超える資本支出を決定していない」[金属加工製品]
「関税によるコスト増、政府閉鎖の継続的影響、世界的な不確実性の高まりを受け、売上・受注・利益が減少している。事業環境は依然として軟調だ」[その他製造業]
「2026年に向けたビジネス動向は、2025年第3四半期および第4四半期に見られた逆風要因の多くを引き継いでいる。グローバル事業全体にわたり不確実性と追加コストが継続している。昨年は、関税影響を受け、EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が過去数年と比べて大幅に減少した。今年は、中国以外の関税面で有利な国々から製品を製造・輸入するため、複数国調達アプローチを継続する。しかし、現政権下では何事も保証されない。当社は年間を通じ、収益性向上のための戦いに備えている。」[アパレル・皮革及び関連製品]
関税影響を受けて、企業側が世界的サプライチェーンを再構築しています。政策動向が不透明なため、投資を躊躇する企業も多いようです。しかし、1月の新規受注指数の急上昇は、躊躇していた投資が再開された可能性を示しています。











