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鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中

「半導体・データセンター関連株の一角が高い」

「40年債利回り4%超時代の株式投資、成長力重視へ」

 

1月21日の東京株式市場では、日経平均が一時800円ほど下げた後、下げ幅を縮小しています。

 

先週14日の取引時間中に付けた史上最高値が54487円。そこから約2300円、5%ほど下げた場面で下げ渋る動きを見せました。史上最高値を付けて1週間、5%ほどの調整で買いを入れる投資家が優勢になりました。25日移動平均線を目途にするなら、51500円ぐらいです。

 

本日は売買代金上位の半導体関連株に強い銘柄が目立ちました。キオクシアは大幅高となって連日の高値更新、古河電工、フジクラなどデータセンター関連株も買われています。

 

一方で、銀行、保険、証券の金融株が下げました。金融株はバリュー株(低PBR、高配当利回り)の代表業種です。データセンター関連のグロース株が強く、金融株を軸としたバリュー株が弱い動きです。

 

日本の金利上昇がバリュー株の売り要因との見方も可能です。つまり、日本の40年国債の利回りが4%を超えているなら、超長期に構えた資金を年率4%で運用できます。

 

20代の会社員が超長期に構えてNISA口座で高配当利回りを買うケースは多いと思われます。4%の高配当利回りをNISA口座で買い、インカムゲイン重視の運用を行う、そんなケースは多いと思われます。

 

40年国債で4%を超える利回りが確保できるならば、高配当利回りでも成長期待のない会社の株を買う動機付けは薄れます。日本のGDP並みの成長にとどまる株を配当利回りが高いという理由で購入しても、国債運用と比べたメリットはそんなに大きくありません。

 

40年国債の利回り4%超時代の株式投資には、投資企業の成長力を重視した銘柄選択の方が有効である、本日はこうした考え方が優勢になり、半導体関連のグロース株の動きが良くなったと考えられます。

 

もちろん、現在の高配当利回り銘柄全ての成長力が乏しいわけではないでしょう。現在の配当利回りが高く、なおかつM&A等を駆使して今後の成長力を高くする会社ならば、とても大きな投資パフォーマンスを描けます。本日に下げた金融株の中にそうした未来を描ける会社があれば、断固買いなのでしょう。

 

一方、金利が上昇した場合、「企業の中期的成長率が金利上昇によって目減りするので、低金利時代よりも利益成長率は鈍化する、だから金利が上昇するとPERが低下し、高PERの銘柄はPERの修正を強いられて下がる」との考え方もあります。その場合は高バリュエーション銘柄のパフォーマンスは悪くなります。

 

つまり、あまり固定観念に囚われず、バランス感覚を大事にしながら有望企業を探す姿勢が大切だと考えます。

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