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鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中


TOPIX、連日の史上最高値更新」

「自動車、総合商社、銀行株上昇」

「"株価総資産倍率"は使えるのか?」

 

1月15日の東京株式市場では、TOPIX優位の展開となりました。日経平均が反落する一方で、TOPIXは連日の史上最高値更新です。

 

午後2時20分現在、33業種中、8割強に当たる27業種が上昇しています。輸送用機器(自動車)、卸売業(商社)、銀行、証券などの低PBR業種を中心とした上昇です。資産規模の大きな業種でもあります。

 

トヨタを軸とした自動車株や総合商社、銀行は時価総額の大きな株です。時価総額の大きな株が精力的に買われています。保有する日本株を金額ベースで増やそうとしている海外投資家が多いということでしょう。株式ポートフォリオにおける日本株比率を高める動きです。

 

一方、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ディスコ、東京エレクトロンなどの半導体関連株・AI関連株の一角が下げたため、日経平均は軟調です。

 

高値まで距離を残した「出遅れ株」の上昇が目立ちました。例えば東宝です。前日に決算を発表、2月末割り当てで1対5の株式分割を実施すると発表しました。任天堂やソニーGも上げるなど、アミューズメント関連・コンテンツ関連の主力株が上昇しました。コンテンツ関連株はここまで株価の弱さが目立っていました。

 

「動きの弱かった銘柄」を出遅れ銘柄として買う動きは、長続きしないとの見方もあると思います。ただ、出遅れ株買いも一定の成果を収められるような強い地合いです。

 

トヨタ自動車の時価総額は、60兆円に急接近しています。トヨタの直近の株主資本は37兆円です。時価総額はPBR(株価純資産倍率)1.6倍台まで上昇してきました。

 

一方、トヨタの総資産(Total Assets)は97兆円です。インフレ時代には、総資産の大きな会社が買われる傾向があるのかもしれません。純資産ではなく、総資産です。本日の株価動向などを見ると、"株価総資産倍率"が投資尺度として可能なのかな、と感じています。

 

資産の価値が高まるので、借り入れを増やして総資産を増やすと、企業価値も高まり、時価総額も増える、といった発想もできます。でも、それは危険なサインですね。インフレ時代は金利が上昇します。金利が上昇すれば、借入金・有利子負債はキャッシュフローに悪影響を与えます。

 

株価を見ると、総資産の大きな会社を意欲的に買う動きが目立ちますが、常に冷静な姿勢が求められます。株高の時、常にその株高を正当化するために色々な理屈が引き出されます。注意が必要です。

             ☆

 

1月31日に東京で株式セミナーに参加します。永濱利廣さん(第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト)、鈴木一之さん、松尾英里子さんとご一緒します。面白い内容にしたいと思います。ご興味のある方は、是非、以下のサイトからお申し込みください。

 

https://www.yutaka-trusty.co.jp/market/seminar/20260131-tokyo/

 

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