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鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中


「日本株上昇・日銀利上げ実施・長期金利2%突破」

「金利上昇→通貨安に転機は来るのか?」

「転機は"総選挙による高市政権信任"」

 

12月19日の日本株は上げました。前日の米国市場ではマイクロンの10%高を刺激材料として半導体関連株が反発、日本でも半導体関連株が上昇しました。

 

日銀は19日、政策金利を0.25%引き上げ、0.75%としました。予想通りの結果なので、マーケットに大きな影響はありません。日銀の発表資料から重要コメントを以下に掲載します。

 

「実質金利は大幅なマイナスが続き、緩和的な金融環境は維持経済活動をしっかりとサポート」

「見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整」

 

経済成長を第一に考え、その結果としての利上げは続く、との意思表示です。利上げに日本の経済活動が耐えられるのか、株価が最大のバロメータです。来年半ばぐらいまでに日経平均5万5000円が実現するならば、来年夏ぐらいまでに追加利上げが実施される可能性もあるのでしょう。

 

本日、10年債利回りは2%を超えてきました。株高・金利上昇です。しかし、日本円は上がりません。金利が上昇しても円が上がらない。金利と通貨の動きが切り離されています。

 

今週、野村證券のチーフエコノミストの森田京平さんが記者向けのレクチャーで興味深いお話をしていました。金利が上昇しているのに何故、日本円は上がらないのか、何が問題なのか、どうすれば金利上昇を受けて日本円が上がる展開になるのか?

 

金利上昇で通貨が下がっているのですから、日本の財政が警戒されています。今の高市政権は少数与党で、かつ「選挙の結果、国民に選ばれた政権」ではありません。「自民党員に選ばれた政権」です。

 

そのため、本来、政権がやりたくない政策についても実現させることになり、それが財政への警戒感につながり「金利上昇・円安」をもたらしています。

 

今後、衆議院選挙が行われ、そこで高市政権が選ばれれば、「国民に選ばれた政権」となります。国民の信任を得られれば、本当にやりたい政策を絞り込むことができます。政策が絞り込まれれば、それは財政の信任につながる可能性が出てきます。そこで「金利上昇・円高」に転換する、森田さんからそんな考えが示されました。

 

「ワイド・スペンディング」(大規模支出)が「ワイズ・スペンディング」(賢い支出)に変わることができるのか、そのためには総選挙で信任される必要がある、興味深い仮説です。来年に選挙が行われるのかどうか、マーケットを見るうえで大きな注目点です。

 

鈴木一之さんと一緒に2026年の株式市場に関する動画を撮りました。以下のYouTubeから是非ご覧ください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=2t4hzwQL5WY

 

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