鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「半導体関連株が下げる――しかし、マイクロンは驚愕の好決算」
「マイクロン、12-2月期の1株利益8.42ドル(9-11月期4.78ドル)」
「HBM市場、3年後に3倍増」
12月18日の東京株式市場では、半導体関連株が総じて下げました。前日の米国市場における半導体関連株安を反映しました。
米国市場では、一部メディアから、米投資会社のブルー・アウル・キャピタル(OWL)がオラクルのデータセンターへの投資計画を取りやめると報道されました。AI企業の過剰投資を警戒させる内容として注目され、半導体関連株が総じて下げました。東京株式市場でも半導体関連株が下げました。
しかし、米国の通常取引終了後に発表されたマイクロンの決算は素晴らしい内容でした。売上高は会社側計画の125億ドルを11億ドル、約8%上振れました。
マイクロンの9-11月期
売上高 136億ドル(6-8月期比+20%、前年同期比+56%)
営業利益 64億ドル(同+62%、同2.6倍増)
1株利益 4.78ドル(同+57%、同2.6倍増)
さらに次期四半期の計画はアナリスト予想を大きく上回る水準となりました、
マイクロンの12-2月期計画
売上高 187億ドル
1株利益 8.42ドル
マイクロンの通常取引終値は225ドルでした。現在進行中の3か月決算の1株利益が8.42ドルだと、一気に低PER銘柄になります。
マイクロンの決算説明資料の中から注目センテンスを以下に記載します。
「業界をリードするHBM4を含む、2026年暦年全体のHBM供給に関する価格・数量契約を全て締結済みだ」
「HBMの総市場規模(TAM)は、2025年の約350億ドルから2028年には約1,000億ドルへ、年平均成長率(CAGR)約40%で拡大すると予測する」
「この1000億ドル規模のHBM TAM到達時期は、従来予測より2年早まると見込まれる。特筆すべきは、この2028年のHBM TAM予測規模が、2024年暦年におけるDRAM市場全体の規模を上回ることだ」
「AIデータセンター容量の拡大は、高性能・大容量メモリおよびストレージに対する需要の大幅増加を牽引している」
「 サーバーユニット需要は大幅に強化され、2025年暦年のサーバーユニット成長率は10%台後半と、前回決算発表時の見通し10%を上回る。サーバー需要の強さは2026年も継続する」
「PC需要は引き続き、Windows 10のサポート終了とAI PCによって牽引される。2025年暦年におけるPC販売台数は、前回決算発表時の中位単一桁成長予想を上回る、高単一桁パーセンテージ範囲での成長を見込む」
「2026年のPC需要を見据えると、これらの需要要因は継続すると予想される一方、メモリ供給制約が一部PC出荷台数に影響を与える可能性がある」
26年のメモリ市場は成長が続く見通しです。高付加価値メモリであるHBM市場は2年前倒しで1000億ドルに達するとの見方は重要な株価材料です。
マイクロンの株価は通常取引で約3%下げましたが、日本時間18日正午、時間外取引では約8%上昇しています。
「26年以降のメモリ市場拡大」は引き続き重要テーマとして意識します。











