鎌田記者がきょうの株式市場を解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「TOPIX連日の史上最高値、その後は売り優勢」
「オラクル決算発表、時間外取引で大幅安、SBGも下げる」
「本日のナスダック指数下落か、次はブロードコムが決算発表」
12月11日の日本株は下げました。重要イベント2つ(FOMCとオラクル決算)を消化した11日の東京市場です。
本日の寄付きでは、TOPIXが連日で取引時間中の最高値を更新しました。だから、FOMCの内容を日本株は好感したと解釈されます。FOMCメンバーの予想中央値では、26年のGDP成長率は2.3%となり、9月時点の予想値1.8%を大幅に上回りました。米国経済の強さは日本株にとって追い風です。
しかし、前場中ごろから売りが優勢となりました。日本時間11日午後1時過ぎ、オラクルの株価は米国時間外取引で12%下落しています。オラクルの株価下落を受けてナスダック100先物も1.2%下落しています。
オラクル急落を受け「11日の米国市場ではAI関連株に売りが先行する」と感じた投資家の売りが先行し、日本株は下げました。
オラクルの9-11月期の売上高は161億ドル(前年同期比+14%)、クラウド事業の売上高は80億ドル(同+34%)となりました。
11月末の受注残高(履行義務のある契約残高)は5230億ドル(前年同期比5.3倍増)となりました。日本円にすると約80兆円に及ぶ受注残高です。大規模なクラウドシステムの受注残は、オラクルの中期的収益を拡大させる楽しみがあります。事実、オラクルは5年後のクラウドインフラ事業の売上高が1660億ドル(前期の100億ドルに対して16.6倍増)になるとの見通しを公表しています。
ただ、株主資本304億ドル(総資産2049億ドル)のオラクルが膨大なビジネスを遂行する過程で、何らかの不具合が発生しないか、との不安感が絶えず付きまといます。時間外取引の急落も不安定な投資家心理を反映したのでしょう。
しかし、この話題はさほど新鮮なものではありません。オラクルの株価は9月高値345ドルに対して10日終値は223ドルです。高値から既に35%も下の位置にあります。警戒感満載の中でオラクルの株価は下げてきましたので、今回の決算内容が特別新鮮な材料ではないと考えます。
東京市場では、オラクル、オープンAIとともに巨大データセンターの建設を進めるソフトバンクグループが大幅安となりました。
米国時間11日にはブロードコムが決算を発表します。ブロードコムの時価総額は2兆ドル弱です。大物ですね。











