鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「FOMC控え売り買い交錯」
「ゆうちょ銀行が勢いよく高値更新、国債利息収入増加を意識」
12月9日の東京株式市場は売り買い交錯となっています。今週は米国時間10日にFOMCの結果公表を控えます。0.25%の政策金利引き上げはマーケットに消化されています。
今回はFOMCメンバーから景気・物価・政策金利見通しが示されます。26年末の政策金利について、どこが中央値になるか、中立金利は3%のままなのか、マーケットを動かすデータが明らかになります。その内容発表を前にポジションを一方向には傾けたくない状況なのでしょう。
冷静に考えれば、現在のパウエル議長は来年5月に退任するのですから、10日に公表されるメンバーの見通しには大きな意味はありません。新しい議長が就けば、その議長の意向、議長を選んだ政権の意向が金融政策に反映されます。現時点の見通しに固執する必要はないのですが、マーケットは、目の前に材料が提示されれば、それを目いっぱい材料として活用します。大きく動く可能性があれば、その前にポジションを解消する動きも出るのでしょう。
東京市場では、国内長期金利上昇を活用した株式選択が活発です。ゆうちょ銀行(7182)が勢いよく高値を更新しています。日本国債を保有する代表的企業です。9月上半期末の貸借対照表に国債は40兆円計上されています。上半期の「資金運用収益」における「国債利息」は1677億円(前年同期比+45%)でした。長期金利上昇による利息収入の増加が株高材料として意識されています。











