鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「TOPIX、3週間ぶりに史上最高値更新」
「ロボット関連株が軒並み大幅高」
「"国際ロボット展"受け市場拡大期待高まる」
12月4日の日本株は上昇しました。TOPIXは11月13日に付けた取引時間中の史上最高値を3週間ぶりに更新しました。
ロボット関連株が軒並み高となりました。3日から「2025国際ロボット展」が東京ビッグサイトで開催されています。開催に先駆ける1日、ファナックが「NVDAとの協業」、安川電機が「ソフトバンクとの協業」をそれぞれ発表しました。日本を代表するロボットメーカーがAI技術に力を持つ企業と提携してロボット開発を進めます。AI搭載ロボットの進化・市場拡大を評価する動きが盛り上がっています。
世界の購買担当者、投資家、アナリストが国際ロボット展を訪れていると思われます。実際にAIが搭載されたロボットがどのような役割を果たすのか、実感した関係者が増加し、それが本日のロボット関連株の勢いにつながっているのでしょう。
ファナック、安川電機に加え、ロボット部品を供給する企業の株価も軒並み上昇しています。ロボットを動かすモーターの動きを制御する減速機のメーカー、ナブテスコ(6268)やハーモニックドライブ(6324)が大幅高となりました。
ベアリングメーカーの日本精工(6471)、ジェイテクト(6473)、不二越(6474)、ミネベアミツミ(6479)、日本トムソン(6480)等にも上昇する銘柄が目立っています。
ミネベアミツミのHPの「ロボティクス分野」を見ると、ベアリング、回転機器、ファンモーター、半導体、半導体センサー、計測機器など、ロボットに関連する製品を多数供給していることがわかります。ミネベアミツミはミネベアとミツミ電機の合併会社なので、ベアリング関連と電気関連(半導体関連)の両分野で技術を蓄えている点が注目されます。
AIが搭載されてロボットがどう変化していくのか、安川電機の発表資料から、以下の文章を紹介しておきます。
「本協業(ソフトバンクとの協業)を通じて両社は、ロボティクスにAIと通信技術を融合し、ロボットが対応できる作業領域を拡張することで、より多様な環境でロボットが力を発揮し、人と同じ空間で安全かつ柔軟に協働できる未来の実現を目指します」。
これまでのロボットは予めプログラミングされていた作業をこなしていたのでしょうが、今後、目の前の変化等にも対応して自律的に判断するロボットが登場し、活躍の場が広がっていくと考えられます。
AIの搭載によってロボットが「予期せぬ行動」にも機敏に、かつ適切に対応できるならば、介護ロボットとしての高付加価値化につながります。人手不足に苦しむ介護業界、建設業界、物流業界において高付加価値ロボットが供給されるならば、それらの業界の生産性改善をもたらします。ロボット市場拡大は世界の株式市場の重要テーマとなります。











