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鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中


「アルファベットのAI開発進展→SBGの株価大幅安」

「アルファベット、AI技術軸に豪州銀行と大型契約」

 

11月25日の東京株式市場は売り買い交錯となりました。本日朝6時の日経平均先物価格は49600円(820円高)でした。日本の3連休中、ナスダック指数は21日195P高、24日598P高でしたので、ナスダック指数の上昇率を踏まえれば、日経平均は大幅高になっても不思議ではありませんでした。

 

しかし、日経平均は550円ほど上昇した後は上げ幅が縮まりました。ソフトバンクグループ(SBG)が大幅安となりました。この株が大幅安となれば、日経平均の重石になります。

 

SBGの大幅安は、米国市場におけるアルファベット(GOOG)の大幅上昇と表裏一体の現象として受け止められます。アルファベットは24日の通常取引で6.2%上昇し、時間外取引でも3%強上昇しています。20日終値289ドルに対して、24日時間外取引では330ドル前後で取引しています。アルファベットの時価総額は3兆9500億ドル、4兆ドルに迫り、マイクロソフトを抜いて3位になりました。

 

アルファベットは24日、オーストラリアのベンディゴ銀行との大型契約を発表しました。会社側の発表内容を以下に抜粋して掲載します。

 

「ベンディゴ銀行はGoogle Cloudとの提携関係を大幅に拡大し、複数年にわたる契約を締結した。これにより、従業員と顧客は最新のAI機能、デジタルスキル、サイバーセキュリティ防御の恩恵を受ける」

Google Cloudは現在、同金融機関の中核的なデジタルインフラを提供している。この基盤により、ベンディゴ銀行のチームは、高い水準の信頼性、安全性、リスク管理を維持しながら、AIをより効果的に活用し、業務を効率化し、新たなチームスキルを構築し、顧客とコミュニティにとってより良い成果を提供する」

 

「本契約の一環として、ベンディゴ銀行は全従業員にGemini Enterpriseを導入する。これにより大幅な生産性向上が見込まれ、290万人の顧客の利益となるイノベーションにスタッフがより多くの時間を割けることになる」

 

「この動きは、Gemini Enterpriseのパイロット導入に続くもので、消費者銀行、財務、リスク管理、マーケティング、テクノロジーを含む複数の銀行部門において、大幅な時間短縮、プロセス再設計による効率化、AIの革新的な活用を実現した」

 

「同銀行はさらにGemini Code Assistを導入し、開発者がこれまで以上に迅速かつ一貫性を持って堅牢なデジタルソリューションを構築・テスト・展開できるようになる」

 

今回の発表を受け、市場参加者は「アルファベットのAI開発が加速している」と受け止めました。アルファベットのAIのグレードが高くなれば、オープンAIの今後の展開の妨げになるとの発想も出てきます。そうした思惑が、オープンAIに集中投資するSBGにとってはネガティブな材料になりました。

 

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