鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「国内長期債利回り、1.75%に上昇」
「債券安加速、日本株安」
11月18日の日本株は下げました。株安・債券安・通貨安です。10年債利回りは1.75%に上昇しました。1.7%を突破してから上昇に弾みが付いています。債券価格が急落しています。
長期債の利回りが上昇しているのに日本円は上がりません。今後の国債発行に伴う財政悪化を意識しているように見えます。これが先行きの日本経済拡大のための「生みの苦しみ」なのか、それとも深刻な問題の兆しなのか、見極めには時間の経過が必要ですが、本日の「債券安・通貨安」が株安を加速させた点には注意が必要です。
売買代金上位の高流動性銘柄が下げています。前引け段階で、キオクシア、SBG、フジクラ、レーザーテック、古河電工などが4~5%台の下落率です。
半導体やデータセンターの事業環境に特別な悪材料が発生したわけではありませんが、今週は日本時間20日朝にNVDAの決算発表を控えています。NVDAの株価変動に伴うマーケットの波乱を意識してポジションを縮小する動きが活発になっています。
銀行株業種の下落率も大きくなっています。長期金利上昇は銀行の利益増加要因ですが、財政への警戒感を反映しての金利上昇となれば、前向きには評価されないようです。
24年後の2049年に償還を迎える日本の30年債(2019年発行、表面利率0.4%)の価格は額面価格の56.26%で取引されています。利回りは3.94%になります。その国債を額面で買った投資家の時価評価は44%も減少している計算です。
同じ2049年に償還を迎える米国債の利回りは4.6%台でした。30年後に償還を迎える国債の利回りでは、日米の差が縮小しています。











