鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「日本株上昇、米国株上昇受け安心感」
「低バリュー銘柄に関心、地方銀行株に52週高値相次ぐ」
11月6日の日本株は上げました。前日の東京市場では「世界的なAI関連株の割高感」が警戒される形で大幅安となりました。しかし、5日の米国株式市場では半導体関連株が総じて上昇する展開となりました。短期的なAI関連株への警戒感が後退したことで、東京市場では主力株に買いが先行しました。
ただ、主力半導体関連株については売り圧力も意識されています。ソフトバンクグループは寄付きで1000円高、最も高い価格で9時3分に1160円高がありましたが、その22分後に540円安場面もありました。31日高値から5日安値まで21%も下げているので、深い亀裂が入った感は否めず、戻り場面では当然売りが出ます。ソフトバンクグループが再び高値を更新するまでにはある程度の時間を要すとの見方が広がっても不思議ではありません。
高値から2割以上の調整を見せたソフトバンクグループがいつ再度の高値更新場面になるのか、AI関連株を見るうえで重要事項です。ちなみにソフトバンクグループは10月21日に当時の高値25735円を付けて翌日22日は安値22080円を付けました。高値示現翌日に14%も下げたわけですが、1週間後の28日には再び高値を付けています。「高値から20%下落」ならば、次の高値更新まで時間を要すとの見方は一般的ではありますが、売買代金10兆円時代にその見方を続けて良いものなのか、注目されます。
午後2時30分過ぎ現在、日経平均の上昇率1.4%に対してTOPIXの上昇率は1.5%となっています。値上がり銘柄数約1200に対して値下がりは約350。値上がり銘柄数が圧倒的に多い状況です。一部の銘柄が買われて日経平均を押し上げる段階は終わり、銘柄選択のすそ野が広がる兆しが出てきた可能性があります。
プライム市場における2時50分現在の52週高値更新銘柄は103、そのうち銀行株が33を占めています。地方銀行株の高値更新が相次いでいます。地方銀行株は「高配当利回り・低PER」が魅力です。その地方銀行株が高値銘柄の主役なのですから、投資家の意識が低バリューに向かっています。











