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鎌田記者がきょうの株式市場を約20分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中


「日経平均、5万1000円乗せ」

「アドバンテスト1社で日経平均1000円押し上げ」

「日本時間30日に重要イベント目白押し」

 

10月29日の東京株式市場では、日経平均が51000円台に乗せました。前日に決算を発表し、業績見通しを上方修正したアドバンテストが大幅高となって日経平均を押し上げました。

 

アドバンテストは株価換算係数が8です。仮に4000円高になると旧50円額面換算で4000円×8=32000円の上昇幅となります。その32000円を除数30で割ると1000円強。1銘柄の上昇で1000円も日経平均を押し上げています。

 

本日引け段階では、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングの3社合計の日経平均ウエートが3割に近づく可能性もあります。51000円のうち、15000円程度を3銘柄で占めている状態です。

 

午後1時30分現在、プライム市場の値上がり銘柄数は248、値下がりは1338です。圧倒的に値下がり銘柄数が多い状況です。今週は月曜日こそ値上がり銘柄数が約9割に達しましたが、火曜日は値下がりが9割を超え、本日も圧倒的多数が値下がりしています。一部の銘柄に資金が集中して他の銘柄は売り優勢になる構図です。

 

一部銘柄に資金が集中すると、無理して日経平均が上昇しているとのイメージが広がる可能性があります。

 

古い話ですが、1989年末に日経平均がバブル高値を付けたとき、日経平均採用の品薄株ばかりが上昇して日経平均は上がっているけれども、他の銘柄は全然上がらないという時期がありました。当時と現在を比べる意味はないとは思いますが、一応は警戒しておきます。銘柄選択の動きが集中から分散に移行することができるか、当面の焦点です。

決算発表を受けて好感する銘柄数が多ければ、分散の傾向が出ると思います。失望して下がる銘柄が増えれば全体の調整色につながります。

 

日本時間30日木曜日未明から、FOMCの結果公表、パウエル議長記者会見、アルファベット・メタ・マイクロソフトの決算発表、日銀の金融政策決定会合、植田総裁記者会見と重要イベントが控えています。株価が史上最高値にあるのですから、重要イベントを控えて警戒心が高まるのは健全な状況なのでしょう。

 

 

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