「日経平均、5万円まであと50円」
「騰落レシオは100割れ、52週高値銘柄低水準」
「"集中"から"分散"への分岐点」
10月21日の日本株は上げました。前場段階で日経平均は5万円まであと50円強との水準まで上昇しました。午後1時30分現在、まだ5万円には乗せていません。
同時刻における値上がり銘柄数は960、値下がりは584、本日は値上がり銘柄が多数派ですが、騰落レシオ(25日合計の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数)は100を割っています。日経平均は史上最高値を連日で更新していますが、一部の大型株が指数をけん引している面があります。
本日午後1時現在、日経平均は49600円、TOPIXは3262Pでした。この時点で、9月末と比べた上昇率は、日経平均が10.3%、TOPIXは3.9%でした。この3週間の上昇率は、日経平均とTOPIXで大きな差があります。
さらに1時現在のプライム市場における52週高値更新銘柄数は60銘柄でした。日経平均は史上最高値を連日更新しているのに、プライム市場上場1616銘柄にうち、52週高値更新銘柄はわずか3.7%しかないのです。この3週間、ソフトバンクグループを軸とする半導体関連株が指数を引っ張り上げ、買われる対象に広がりが見られなかったことがわかります。
今後、出遅れ株が買われてTOPIXの動きが日経平均よりも良くなってくるか、注目点です。日経平均の上昇によってマーケット全体が温まり、人気株を買っていた短期トレーディング資金は潤いました。潤った資金が出遅れ株にも向かい、循環物色の流れが見られて値上がり銘柄数が増えてくると、TOPIXの動きが良くなり、騰落レシオも上昇していきます。
強いマーケットは集中と分散を繰り返しながら上げていきます。"集中"から"分散"の段階へと移るか、注目されます。
本日、プライム市場の大型株指数(時価総額と流動性トップ100銘柄)は8日高値を約2週間ぶりに更新してきました。中型株指数は8日高値3460Pまで1%強の距離を残し、小型株指数は9月26日の高値まで2%弱の距離を残しています。
今後、買われる銘柄に広がりが増し、中型株指数と小型株指数が高値を塗り替えてくると、TOPIXの水準もさらに上昇し、高値更新銘柄の数も増えてきます。好循環の動きに入るのか、それとも、指数上昇と騰落レシオ100割れのギャップが投資家の嫌気につながるのか、分岐点に来たように思います。











