鎌田記者がきょうの株式市場を15分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「ソフトバンクグループ、史上最高値を更新」
「米国に5つのAIデータセンター設立」
「オープンAIを軸に巨額の資金が"循環"」
9月24日の東京株式市場では、日経平均が一時300円近く下げた後、底堅い動きとなりました。
ソフトバンクグループ(SBG)が買われ、19日に付けた史上最高値を更新しました。SBGは24日、オープンAI、オラクルと連名で「米国内に新たに5つのAIデータセンター拠点を設立する」と発表しました。
AI開発の大規模なインフラを作る「スターゲート計画」の具体化です。今年1月に発表した「総額5,000億ドル・10GWのコミットメント」について、「当初の予定よりも早く、2025年末までに達成する見通しが立った」としています。
この1か月、
「ブロードコムがオープンAIからAI半導体を大量受注」
「オラクルがオープンAIからクラウドインフラを大量受注」
「NVDAがオープンAIに2000億ドルを投資」
等の状況が明らかになりました。上記を見ると、中心に「オープンAI」が位置しています。オープンAIがAI開発のために膨大な投資を行う、その資金を獲得した半導体メーカーやクラウド業者の利益が急増して時価総額が巨大化する、時価総額の巨大化したNVDAがオープンAIに巨額投資をする、との循環が浮き彫りになりました。
大きな循環の源に位置するのがオープンAIです。非上場企業なので細かい財務データがわかりません。この巨額資金の循環に綻びが生じた時、マーケットには衝撃が走ることになるのでしょうが、現時点では、非上場企業のオープンAIを主役として、世界の株式市場でAI相場が展開されているのが興味深い点です。
SBGは既にオープンAIへの400億ドルの追加投資を発表しています。今回も連名でのAI巨額投資の発表ですから、オープンAIやオラクルとの関連性の強さが認識されました。株価は再び新高値です。
SBGのようなリード役ばかりではなく、高値まで距離を残す株も「出遅れ株」として買われています。本日は8月に高値を付けて1か月以上休んでいたIHIや三菱重工などが上昇しました。日本株が史上最高値を更新した結果、日本株を保有する投資家のリスク許容度が増し、個別株を買う意欲が強い状態をもたらしています。











