「日経平均再び44000円台、取引時間中の高値更新」
「SBG、アドバンテスト上昇し日経平均押上げ」
「ファストリが"日経平均ウエート1位"を降りる日は?」
「法人企業景気予測調査、全産業の経常利益は2.1%減益」
「人材派遣業種の収益拡大へ」
9月11日の東京株式市場では、日経平均が2日ぶりに44000円に乗せ、取引時間中の最高値を更新しました。本日は、ソフトバンクグループとアドバンテストの大幅上昇が日経平均を押し上げました。両銘柄の日経平均計算上の株価換算係数は、ソフトバンクグループが6、アドバンテストは8です。つまり両社とも旧50円額面換算で10万円を超える値嵩株、日経平均への影響の大きい株です。
10日段階で日経平均に占める個別銘柄のウエート上位3銘柄は、①ファーストリテイリング(構成比8.93%)、②アドバンテスト(同8.09%)、③ソフトバンクグループ(同7.52%)でした。
本日2時15分現在では、ソフトバンクグループが10%近く上昇、アドバンテストが3.7%上昇する一方で、ファーストリテイリングは1.5%下落しています。本日の取引終了後、アドテストとのソフトバンクグループのウエートはさらに上昇し、ファストリは低下します。近い将来にファーストリテイリングが構成比トップの座を降りるのか、注目されます。
2時15分現在では、プライム市場の上昇銘柄450に対して下落銘柄は1100です。日経平均は高いけれども幅広い銘柄に利益確定売りが出ている、それが本日の特徴です。
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内閣府・財務省は11日、法人企業景気予測調査(7-9月期)を発表しました。全産業の25年度の経常利益は2.1%減益となりました。3か月前と同じでした。
25年度経常利益計画(前年度比、単位%、カッコ内は前回発表値)
全産業 ▲ 2.1 (▲ 2.1)
(製造業) ▲ 2.1 (▲ 1.2)
(非製造業) ▲ 2.1 (▲ 2.4)
3か月前の調査と比べると、製造業の減益率が拡大する一方で、非製造業の減益率は縮小しました。
業種別の経常利益計画を見てみましょう。まずは主な製造業です。
食料品 5.4 ( 7.1)
繊維 16.4( 10.6)
紙パルプ 12.1 ( 11.4)
化学 ▲ 2.1 (▲ 3.4)
窯業・土石 9.3 ( 10.7)
鉄鋼 ▲32.2 (▲12.3)
非鉄金属 ▲ 9.2 (▲ 5.6)
生産用機械 5.8( 2.4)
電気機械 ▲ 1.1 ( 2.0)
情報通信機械 11.2( 13.0)
自動車 ▲14.7 (▲19.8)
自動車の減益率が、3か月前調査と比較すると縮小しています。今後、値上げ等によって自動車関連業界の利益が改善するか、製造業の業績のポイントです。
次に非製造業です。
農林水産 64.5( 18.1)
建設業 ▲ 4.1(▲ 2.8)
情報通信 ▲ 5.7 (▲ 3.6)
運輸郵便 ▲ 4.0 (▲ 8.8)
卸売 0.9( 4.6)
小売 3.5 ( 4.9)
不動産 ▲ 3.6(▲ 1.7)
サービス 0.5 (▲ 2.7)
非製造業ではサービス業が増益計画に転じました。サービス業の経常利益は16兆円台で非製造業全体(73兆円)の22%を占めます。サービス業の構成業種は多々ありますが、「職業紹介・労働者派遣業」の経常利益見通しが3か月前の3.3%減益計画に対して今回は8.4%増益に上方修正されました。労働者派遣業界の業績改善に注目します。











