「9月1日の米国市場は休場」
「今週は米国重要雇用指標発表、1か月前の雇用統計は大幅修正...」
9月1日の米国市場は休場でした。「労働者の日」で休日です。労働者と言えば、今週は米国の重要雇用指標が発表されます。
今週末5日には8月の雇用統計が発表されます。1か月前の8月1日に発表された7月雇用統計では、5月、6月の雇用データが大幅に修正されました。数字を確認しておきましょう。
米国雇用統計(非農業雇用者増加数、失業率、カッコ内は修正前数値)
5月 19000人(144000人) 4.24%
6月 14000人(147000人) 4.11%
7月 73000人 4.24%
直近3か月合計の雇用者増加数は10万6000人、1か月あたりで3万5000人です。6月雇用統計の発表時には3か月合計45万人(月間平均15万人)でした。7月統計の発表を受け、雇用に対するマーケットの見方は大幅に変わりました。雇用悪化が強く意識され、株式市場は9月FOMCにおける利下げを織り込む展開となりました。
米国雇用が本当に悪化しているのか、今週発表の雇用指標でそれを確認します。米国株やドル円相場の動きを通じて日本株への影響も小さくないでしょう。
雇用統計の「非農業雇用者増加数」は「前月比」の数字です。6月データを5月と、あるいは7月データを6月と比べる、それが前月比です。月によって季節的変化があります(真冬と真夏では違います、1月とクリスマスでは違います)ので、季節調整値を用いて「前月比」のデータを算出します。
近年はコロナ禍などの影響によって雇用者数がぶれているので、それが季節調整値の大幅な変動をもたらし、雇用統計の大幅修正につながった可能性があります。
そこで、以下に季節調整をしていないデータを時系列で以下に掲載します。季節調整をしていないデータを前年同月と比較します。その変化率は雇用状態を正確に示します。
米国の非農業雇用者数(季節調整なし、単位1000人、カッコ内は前年同月比伸び率)
1月 157095(+1.38%)
2月 157944(+1.24%)
3月 158402(+1.14%)
4月 159227(+1.13%)
5月 159930(+1.05%)
6月 160293(+0.98%)
7月 159227(+0.92%)
上記のように前年同月と比べた雇用者の増加率は1月以降、着実に鈍化しています。米国雇用は鈍化しています。今週はこの確認が重要です。











