「日経平均、2月21日以来の38500円乗せ」
「半導体関連株を買って防衛関連株を売る」
6月11日の東京株式市場では、日経平均が取引時間中に38500円に乗せました。38500円乗せは2月21日以来、約3か月半ぶりです。先週の金曜日には、米国でS&P500種株価指数が2月26日以来の6000P乗せとなりました。日米の代表的株価指数が2月後半の水準の戻っています。
半導体関連株が上昇しました。昨日の米国市場では、5月の月次売上高を発表したTSMCが2%上昇したことを受けて、半導体関連株が上昇しました。東京市場でも米国市場の動きを参考に半導体関連株が買われました。
一方で、三菱重工やIHIなどの防衛関連株、任天堂を軸とするアミューズメント関連株が売られました。防衛関連株や任天堂は今年に入ってから株式市場をけん引してきた存在です。それらの強い株を売って、相対的に動きの弱かった株を買う動きが活発になりました。52週高値から半値以下まで大きく売られた資生堂が昨日、本日とやたらと強い動きを見せているのも話題です。ロングショート取引の解消、ポートフォリオ調整の動きが活発化している可能性があります。
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11日に日銀から発表されたデータを2つ紹介します。まずは4月の金融機関の貸出金利です。国内銀行の長期貸出金利は順調に上昇しています。
国内銀行の貸出金利
(長期、新規)
1月 1.258%
2月 1.224%
3月 1.348%
4月 1.428%
(長期、ストック)
1月 0.925%
2月 0.941%
3月 0.983%
4月 1.000%
国内銀行の長期貸出金利が新規案件で1.4%を超えてきました。ストック(月末の全ての残高)についても1%に乗せました。銀行業の4-6月期収益も高水準となりそうです。
次に「企業物価指数」を見てみましょう。5月の輸入物価指数(円建て)は前年同月比10.3%も低下しました。契約通貨ベースで4.7%下げ、ドル安円高によって下落に拍車がかかりました。
5月の輸出物価指数(円建て)は6.4%低下しました。契約通貨ベースでは1.4%低下です。円ベースの輸出物価指数は、4月の4.3%低下に続いての大幅な低下です。輸出企業の4-6月期決算を見るうえで注意すべきデータです。
6月11日午後3時40分記











