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「日経平均36000円乗せ、輸送用機器、建設軸に低PBR銘柄上昇」

「信越化学、2億株・5000億円の自社株買い」

「コマツ、営業利益への関税影響は需要減で158億円、原価増で785億円」

 

4月28日の東京株式市場では、日経平均が取引時間中に36000円に乗せました。4月1日以来の36000円乗せです。輸送用機器(自動車関連)、建設、銀行、海運など低PBR業種の株式が重点的に買われたことを受けて、TOPIXのパフォーマンスは日経平均を上回りました。

 

トヨタグループがTOBによる株式非公開化を検討しているとの報道を受けて、豊田自動織機(6201)がストップ高買い気配での推移となりました。トヨタを軸としたトヨタグループの株価全般も総じて上昇しました。仮にTOBによる非公開化が実現するのならば、買い手のトヨタグループには多大なコストが発生するはずですが、資本再編のダイナミズムの方が前向きに解釈されたようです。

 

25日決算発表の信越化学が上昇しました。4-6月期の営業利益1660億円(前年同期比-13%)を発表しました。減益見通しですが、関税の影響を考慮した見通しを発表する企業には安心感が先行するようです。

 

信越化学は上限2億株(発行株式数の約10%)、上限5000億円の自社株買いを発表しました。大規模な自社株買いを好感しました。

上限が2億株かつ5000億円ならば、2億株を買うためには1株を2500円で買わなければなりません。本日の株価は約4300円なので、5000億円で2億株を買うのは困難に見えます。大規模な買い付け株数を打ち出すことで、自社株が割安とのアピールを強めたと考えられます。

 

建設機械メーカーのコマツ(6301)は本日午後2時、決算を発表しました。26年3月期の営業利益は4780億円(前期比-27%)の計画です。

 

コマツは、追加関税の影響を明確な数字として織り込んでいます。需要面で利益面に158億円の影響が発生するとしています。関税影響が米国の名目GDP成長率を1.1%P低下させると、需要減の利益への影響が158億円になると試算しています。また、これとは別に関税コストによって原価が785億円増加するとしています。年間では1400億円の計算ですが、25年度は在庫があるため785億円になるそうです。

 

大幅減益予想ですが、コマツの株価はほとんど売られませんでした。関税の影響について、企業側が具体的な説明を深めると、株価は下がりにくくなり、下がりにくさを受けて買い戻しが入る傾向があるようです。

 

4月28日午後3時40分記

 

 

 

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