10日NTTは1週間ぶり反落、利益確定売りに押される
NTT(9432)は1週間ぶりに反落している。先月10日に「総務省が同社グループに対し、携帯電話と固定電話サービスの『セット割引』を解禁する方向で検討を始める」と報じられたほか、先週には傘下のNTTドコモ(9437)が携帯電話契約の純増数で2カ月ぶりに首位になったことが判明。また、政府が保有するNTT株の売却に対し、自社株買いで応じる方針を表明し、実際に7日朝の立会外取引(ToSTNet-3)において1株あたり5893円で2655万6800株を買い取ったことも明らかになった。
これらを前向きに評価する形で、先週末の7日には株式分割を考慮した実質で2007年5月以来6年9カ月ぶりの高値水準まで上昇。直近4営業日で359円、率にして約6.4%上昇しており、この日はひとまず当面の利益を確定する売り注文に押される展開となっている。ただ、「3月の決算期末を控えて3%近い配当利回りは魅力」(市場筋)という声も聞かれ、下値では少額投資非課税制度(NISA)を活用した個人からの中長期資金が流入する観測という観測も根強い。(H.K)