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佐世保重工業(7007)が堅調な値動きで、前場段階で2月25日に付けた昨年来高値に並ぶ場面もみられている。とくに新規の材料が出たわけではないが、足元の収益が好調なことから、14年3月期および15年3月期以降の収益改善を見越した買い注文がこのところ断続的に流入して株価水準をじりじりと押し上げている。
 1月30日に発表した13年4~12月期の連結営業損益は4億4000万円の赤字だった。同社は為替相場の動向等を見極めるのが難しいことなどを理由に14年3月期通期の同損益予想を24億円の赤字と8月時点で公表した数値のまま変えていないが、「足元の円相場や受注状況などを考慮すると最終的に赤字幅が縮小するのは必至」とみられており、最近の株価はそれを先取る動きとなっている。昨年末での受注残高は1年前より8%増の407億円と積み上がっており、希望退職募集による特別損失の計上がなくなる15年3月期は3期ぶりの黒字転換を見込む投資家も増えているもよう。また、先日には防衛省が長崎県佐世保市崎辺地区にある佐世保重工の所有地を買収し、沖縄県・尖閣諸島を念頭にした離島防衛強化で新設する「水陸機動団」の水陸両用車部隊の駐屯地とする計画を検討していると一部に伝えられれており、今後の特別利益の計上を見越した動きもあるようだ。(H.K)

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