「7月FOMCの議事録公表、金融政策見通しに大きな変化なし」
「9月FOMCの利上げ幅、0.5%がやや優勢」
「米国7月小売売上高、前月比横ばい」
「シスコシステムズ、時間外取引で上昇」
17日水曜日の米国株は下げました。下落率は、ニューヨークダウが0.5%、ナスダック総合指数が1.2%でした。
17日には、7月26日~27日に開催されたFOMC議事録が公開されました。議事録内容はマーケットにとってニュートラルだったと考えます。9月のFOMCにおける利上げ確率(CME FED WATCH)を見ると、17日時点の予想で0.5%利上げが64.5%(前日は59.0%)、0.75%利上げが35.5%(同41.0%)となりました。
FOMC議事録を受けて、0.5%利上げ確率の方が0.75%よりも上昇しました。つまり、FOMC議事録を受けても、市場予想以上の金融引き締め観測は生じなかったことになります。
17日の株価下落については、ここまで上昇して来た株に対する利益確定売り、戻り売りが優勢になった結果と受け止めます。ナスダック指数は、6月16日安値10565Pに対して16日高値13181Pまで、24.7%上昇しています。
17日には、商務省から米国7月小売売上高が発表されました。以下に示します。
米国7月小売売上高(単位 %)
前月比 前年同月比
全体 +0.0 +10.3
除くガソリン. +0.2 +7.8
除く自動車関連 +0.4 +12.3
除くガソリン・自動車関連 +0.7 +9.3
自動車関連 -1.6 +2.1
ガソリンスタンド -1.8 +39.9
衣料品 -0.6 +2.3
建材・園芸 +1.5 +10.1
家具 +0.2 +2.1
家電 +0.4 -9.9
無店舗販売 +2.7 +20.2
全体の売上高は、前月比で横ばいにとどまりました。ガソリン価格が今後低下することで、秋以降の米国消費がどのくらい強くなってくるか、そこが焦点です。
前日16日には、ニューヨークダウ採用銘柄において、決算発表を行ったウォルマートが上昇率トップ、同じくホームデポが2位となりました。17日には両銘柄とも小動きでした。
17日には、通信関連のシステム供給を主力するシスコシステムズ(CSCO)が7月締めの第4四半期決算を発表しました。今2023年7月期の見通しとして、第1四半期に売上高2%~4%の成長、通期では売上高4%~6%成長を公表しました。通期の1株利益は3.49ドル~3.56ドルの予想です。
シスコシステムズの株価は、日本時間18日朝7時30分現在、時間外取引で4.5%ほど上昇し、48ドル台で取引されています。今後1年間で5%前後の売上高成長を公表した企業について、マーケットは取り敢えずPER13倍台での評価をしています。











