「8日の米国株は小動き」
「エヌヴィディア、売上高見通し下方修正受け大幅安」
「ソフトバンクグループ、4-6月期3兆円赤字」
「"高い値段で投資をすると、下がる確率が高まる"(孫氏)」
8日の米国株は小動きでした。ニューヨークダウは0.09%の小幅上昇、ナスダック指数は0.1%の小幅下落でした。
昨日の東京株式市場でも、株価全体は小動きとなり、決算内容を手掛かりとした個別企業のトレーディングが中心でした。米国市場でも、5-7月期の売上高見込みを下方修正したエヌヴィディア(NVDA)が6.3%下落するなど、業績動向を参考にした物色動向が見られました。
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ソフトバンクグループ(9984)が8日発表した4-6月期決算は、約3兆円の赤字決算となりました。決算の期間中にナスダック総合指数は22%下落しました。ソフトバンクグループの運営するビジョンファンドの保有株は31%下落と、ナスダック指数以上の下落率になったとのことです。
また、未上場株についての評価も引き下げ、赤字幅が拡大しました。
決算説明会の席上、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は反省の弁を述べました。「高い値段のモノをたくさん揃えてしまった。投資は高いモノを買うと、下がる確率が高まる」と述べました。シンプルですが、まさに大切なコメントです。
孫氏は「我々がしっかり厳選して投資すれば、これほどの痛手は負わなかった」としています。
コロナ禍において、様々な分野でオンライン比率が上昇して、オンライン関連株が上昇したのが2020-2021年です。ナスダック市場上場株を中心にIT関連株が大幅に上昇しました。上場株の上昇を受けて、未公開株の評価も高まりました。その評価が高まった結果の高い値段で買っても「正当化されると思い込んでいた。有頂天になっていた。(野球に例えるならば)たくさん打席に入って、たくさん(バットを)振った結果、大きな損失になった。自分たちの中で、(未公開株の)評価の中ではバブル状態にあったのではないかと反省している」と孫氏は述べています。
ナスダック株価は、コロナ禍におけるIT需要の前倒し発生の中で、バブル的な要素を含んで上昇した、その反動が今年の大幅な調整につながっている、との大きな流れを、しっかりと直視する必要性があります。
ソフトバンクグループの巨額赤字は、コロナ禍におけるオンライン需要促進への過度な期待の剥落、巣籠バブル終焉を端的に反映する事象なのでしょう。
先週の木曜日まで、ナスダック株式・グロース株は金融引き締めペースの鈍化を背景に良いパフォーマンスを実現してきました。しかし、どんな局面においても「投資は高いモノを買うと、下がる確率が高まる」という孫氏の言葉を忘れないことが大切なのでしょう。
失敗はたくさんのことを深く教えてくれます。











