「19日の米国株は大幅上昇」
「半導体関連株等に買いが先行」
「"ここまでの大幅安銘柄"の上昇が目立つ」
「ネットフリックス、2四半期連続の新規有料会員数減少、しかし、株価は大幅高」
19日の米国株は上昇しました。上昇率は、ニューヨークダウが2.4%、ナスダック指数が3.1%でした。大幅上昇です。
「決算発表に対する期待」が米国株価の上昇をもたらしている、との解説が聞かれます。しかし、決算発表翌日のIBMが19日に大幅安となったり、19日決算発表のジョンソンアンドジョンソンが安くなったりしているので、特に決算内容を好感しているようにも見えません。
むしろ「ここまで大きく売られてきた銘柄については、決算内容が新たな悪材料とならないようなので、買い戻しが先行している」との表現がしっくりくるように思えます。悪材料が出ても、それを材料に売りが膨らまないのならば、売りのポジションを持っていても効率が悪いので買い戻す、そのため、ここまで動きの悪かった株ほどよく上がるというパターンです。
実際に、19日の米国株式市場では、高値から半値以下になったような半導体関連株の上昇率が大きくなりました。AMD、NVDA、ASMLなどの上昇率が5%を超えています。
引け後に決算発表を控えるネットフリックスの19日の株価は、5.6%上昇しました。終値は201ドルです。同社株の52週高値は700ドルです。安値は162ドル。高値から76%も下げています。
高値から4分の1以下になっているネットフリックスは、決算内容が期待されている訳ではないでしょう。ネットフリックスは3か月前の前の1-3月期決算の発表時、新規有料会員数が減少に転じて、株価が急落した経緯があります。大幅安になったグロース株の代表的存在です。「巣ごもりバブルの崩壊」を象徴するような銘柄です。あらゆる悪材料を株価に反映させた面があります。
ネットフリックスが19日引け後に発表した4-6月期決算では、新規有料会員数が97万人の減少となりました。1-3月の20万人の減少に続き、2四半期連続の減少です。3か月前の決算発表時には4-6月期に「200万人の減少」を予想していましたので、減少数は会社計画を下回ったことになります。
日本時間の20日朝6時30分現在、ネットフリックスの株価は時間外取引において、7.8%上昇しています。
特に株価が大きく下げた株においては、決算情報が新規の売りにつながらなかった場合、買い戻しが先行する期待が生じています。しかし、株価水準が上昇すると、「ここまで株価が大きく下げた」との前提要因に変化が生じます。買い戻しで株価水準が切り上がった後には、新たに買う必要性が無くなってしまうので、注意が必要です。











